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専門性のなさに嘆いていた自分を振り返ると。|126日後に家族でカナダ移住する脱サラ夫婦

こんにちは、さやです。
(写真は、タリーズでいただいたジェノベーゼパスタです。)

家族でカナダ移住まで、あと126日。

カナダで生きていくために、ライターになることを決めた私。

これまでの人事・採用経験を生かせる案件を中心に、記事を書かせていただいています。

今日は、「専門性」について書いてみようと思います。

◆「専門性がない」コンプレックス

おおっぴらに触れたくないもの。

私のキャリアを象徴する、ネガティブなワードがあります。

それは、「専門性がないコンプレックス」です。

私は介護福祉士で介護施設の管理者をしていました。
それから企業で採用担当や人事部のマネージャーをしていました。
今は人事コンサルの企業でお仕事しつつ、YouTubeを企画したり、webライターをしたりしています。

「何者なの?」ってキャリアですよね。
一貫性がないというか、雑食というか。

私は、この「雑食キャリア」に強いコンプレックスがあります。

ずっと医者をやってる、ずっとITの仕事をやってる、という人に憧れたり、嫉妬したりします。

プロフェッショナルってかっこいいな、私もそうなりたかったな、と。

◆私がプロフェッショナルじゃないのは私が言い訳ばかりしていたから

「私、豪華なバラじゃないし。」

でも、フリーランスになって気づいたことがあります。

私の介護施設管理者としての経験も、人事・採用の経験も、プロフェッショナルとして通用するんです。

全く経験のない方からしたら、すごい経験なのです。

でも、私はずっと自分がプロフェッショナルだと思って生きていませんでした。

それは多分、雑食キャリアを言い訳に、プロフェッショナルと名乗る自信のなさと向き合ってこなかったからだと思います。

期間が短くても、私は都度自分の仕事に精一杯打ち込んできました。

担当者ではなく、管理者として勤めてきたので、広くて深く関わってきています。

だから本当はプロフェッショナルと名乗っても良いだろうし、現に周りからはそう見られることも多くあります。

なのに、私は自分がプロフェッショナルだと思っていませんでした。

自信がないのです。

あんなに一生懸命やってきたのに、少し知らない言葉に出会ったり、自分と主張の異なる人に出会ったりすると、自分の知見が浅いんだと身がすくみます。

そして、「私は雑食キャリアだから」「プロフェッショナルじゃないから」と言い訳し、自分で自分を慰めていたのだと思います。

◆プロフェッショナルだと言えないのは「軸」や「意見」が明確でないから

今日、プロフェッショナルとして働く方々と少しだけご一緒し、ふと思いました。

私は、あんなに一生懸命人事の仕事に打ち込んだのに、どうじて「人事のプロだ」と胸を張れないのか。

その理由は、私の軸が弱いからだと実感しました。

人事の仕事に、絶対解なんてありません。
人に関わることですから。

だけど、「私はこう思う」「こうしたい」という軸を持つことは、できるはずです。

それだけたくさん、濃い経験をさせていただきました。

それなのに、自分の軸を持てずにいました。
正確には、持っているはずの軸を言語化してこなかったのだと思います。

正解も不正解もないのだから、自分の「意見」しっかり持つことが大切。
それなのに意見があやふやだから、私は自分をプロフェッショナルだと思えないのです。

今日、ふとそんなことに気が付きました。

◆意見を持つために学びを抽象化する

体験から得た学びを抽象化して落とし込む。

私の良さは、多様な意見があることを理解していることです。

一方で、「私はこう考える」と主張できない弱さがあります

間違うことがこわい、人に否定されることがこわいのだと思いますが、そもそも答えがないのに、間違いも何もありません。

人から否定されることを恐れずに、自分なりの意見を明確に持つこと。

これができれば、私は自分をプロフェッショナルだと呼べる気がしています。

そして、自分の意見を持つために私に圧倒的に足りなかったことは、「学びを抽象化していない」ことです。

個別具体の学びは、抽象化し、概念化することで異なるシーンで応用できます。

これを、スループットといいます。

そんな知識は知っていたのに、実際はインプットとアウトプットの高速回転ばかりで、せっかくのインプットをスループットしてこなかったな、と気づきました。

これからは、自分の仕事や学びを、意識的にスループットしていきます。

その先に、意見を持てる自分、プロフェッショナルな自分が待ってるように思います。

フリーランスとして生きるにあたり、これはとても重要なコトです。

私は人事とライティングのプロです。

そう名乗れるように、しっかりお仕事を振り返り、噛みしめていこうと強く思った1日でした。

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