レトロゲーム収集のためのメンテナンス術「箱修復編」

以前、レトロゲームに関する2つの記事を公開しました。記事でも紹介しましたが、現在私はレトロゲームの収集を趣味として楽しんでいます。

収集するにあたり、私はできるだけ状態の良いものを探しています。しかし、箱や取扱説明書に折れや破れがなく、カセットの変色やラベルの剥がれ、落書きがなく、付属品がすべて揃っているものを見つけるのはなかなか難しいです。
全体的に状態が良いものは価格が高いため、私は状態についてはある程度妥協し、購入価格を抑えるようにしています。安価で状態が良くないものでも、適切なメンテナンスを行うことで状態を改善することが可能です。
今回は、レトロゲームの状態を少しでも良くするために私が使用しているメンテナンス方法をご紹介します。

1. 木の板と万力を使う

まず最初にご紹介するのは、ホームセンターで購入した木の板2枚と万力4つです。これらは、箱についてしまった折れやシワを少しでも平らにするために使用しています。箱の上下を開封した状態で、平らになるように潰し、2枚の木の板で挟みます。そして、万力で木の板の四隅を締め、2日ほど放置します。一度折れてしまった紙は元の状態に戻すことは不可能ですが、この方法なら多少はきれいな状態に近づけることができます。
アイロンによるシワ伸ばしも検討しましたが、アイロンの熱により箱の印刷が傷んでしまう可能性があるため、最終的にこの方法に落ち着きました。木の板は、万力で締めたときに割れないように、無垢である程度の厚みと強度がある板を使用しています。万力は、握りこぶし程度の大きさで500円程度で購入できるものを使用しています。

2. 紙用ボンド

次にご紹介するのは、紙用のボンドです。紙の箱は、四隅や箱の耳と呼ばれる開封部分の内側に折り返した箇所が破れていることがよくあります。この破れを修復するためにボンドを使用します。破れている部分に少量のボンドを塗り、ボンドが乾くまで固定します。乾いた後は、はみ出た余分なボンドを削り取ると、よりきれいに仕上がります。
私が使用しているのは「速乾アクリア」という商品です。

ボンドを塗ってしばらく固定しておく必要があるため、少しでも早く乾くものを選びました。今のところ、このボンドによる補修で問題はありません。

まとめ

以上が、私がレトロゲームの箱のダメージをある程度修復するために使用している方法です。多少状態が悪くても、安く手に入ったものを自分の手でメンテナンスすることで愛着がわきます。箱のダメージについてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。これからも、レトロゲーム収集の楽しみを共有できればと思います。次回は箱のメンテナンスについて、紙の箱の天敵を対処する方法についてご紹介しますのでお楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?