真の友達
先日購入した漫画雑誌を読んでいたら、ある漫画が目に留まった。
『ナインピークス(NINE PEAKS)』というタイトルで、偶然載っていた73話しか読んでいないが、小学校2年生の男児二人の友情秘話のお話だった。
……………
良い家柄の出身で何の不自由もないのに、性格が悪くていつもクラスで仲間外れにされている少年と、両親がいなくて児童養護施設で生活している少年が友人になっていく過程を中心に描かれている。
二人は偶然同じクラス。
ある日、遠足に行くが、一緒にお昼のお弁当を食べる相手がいない二人は、一緒に食べることになる。
それぞれおかずを1つずつ交換することから始まる二人の関係。
後日、お坊ちゃん育ちの少年がタチの悪い上級生に絡まれ窮地に陥っていると、もう一人の少年がどこからともなく現れて救う。
この少年、格闘技でもしているのか、体のポーズがキチンときまっていて、やたら強い。
上級生相手に戦い、自分を助けてくれた少年にすっかり感心したお坊ちゃん少年は、この時の喧嘩で彼が軽く足を引きずっていることに気づき、彼のカバンを代わりに持って施設まで送っていく。
施設に到着すると、少年に友達ができたことを、先生がとても喜んでくれる。
「ほんまよかったのう 友達できて」
この『友達』という言葉に反応する二人。
……………
ほんの1話しか読んでいないが、イジメから友人を救うシーンがとても爽快で興味を惹かれるお話だった。
以前、占い師に「いじめられるタイプのようだ。」と言われたことがあるが、いじめられっ子にとっては胸のすくような1話では…?
困っている時に手を差し伸べてくれる人。
それこそが『本当の友人』と呼べる人だとあらためて思った1話だった。
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