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クラウドファンディングを活用したスポーツチーム支援の新しい形

スポーツ業界の“DXアシストカンパニー”として90を超えるプロスポーツクラブと20団体を超えるプロリーグ・協会・行政のデジタルマーケティングを支援するプラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社(PSI)。

この度、株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIREAngels」を運営する株式会社CAMPFIRE StartupsはPSIとパートナーシップを締結しました。これによりPSIがスポーツチームに提供する経営支援・マーケティング支援におけるソリューションとして、クラウドファンディングを活用した資金調達支援・プロジェクト/ファンマーケティング支援が可能となります。
今回はパートナーシップを締結した経緯と、昨今スポーツ業界が抱える課題、本取り組みを通して両社が描く未来について、PSI代表取締役 平地大樹氏とCAMPFIREStartup取締役 田中駆が語り合いました。

「日本のスポーツ全会場を満員にする」ために
スポーツビジネスを一気通貫で支援

──まずはPSIの事業内容について教えていただけますか?

平地大樹氏(以下、平地):スポーツ業界に特化し、サッカーや野球、バスケなどのプロスポーツチーム、関連団体などに対してコンサルティングをはじめデジタルマーケティング領域とクリエイティブ領域をかけ合わせたソリューションを提供しています。

私たちのミッションは「日本のスポーツ全会場を満員にすること」です。今はスポーツの動画配信も普及し、場所や時間を問わず観戦できる時代になりました。ですが、スタジアム観戦で感じる臨場感はスポーツでしか味わえない醍醐味です。ミッションに掲げた世界の実現を通してスポーツ業界と地域の活性化を目指しています。

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プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社
代表取締役 平地大樹(ひらち たいじゅ)

大学卒業後、プロバスケットボール選手を目指し渡米。帰国後もプロを目指して活動するも、27歳で現役を引退。その後、人材コンサルティング会社、Webコンサルティング会社を経験し、2011年に株式会社プラスクラスを設立。起業5年目でプラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社を設立。スポーツ×デジタルマーケティングを実践し、スポーツクラブやメーカー、メディアのコンサルティングに従事。プロチームのクライアントはプロ野球からJリーグ、Bリーグ、マイナースポーツと幅広く90チームに及ぶ。

──近年、スポーツ業界が抱える課題にはどのようなものがありますか?

平地:2020年以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止策として「リモートマッチ」と呼ばれる無観客試合が開催されるようになり、今でも観客収容率に制限がかかっている状態です。しかし、ホームでの試合開催が大きな収入源となっているクラブ側は、観客収入をはじめスポンサー収入、グッズや飲食の売り上げが大きく落ち込み深刻な打撃を受けています。自分達のミッション自体も根本から揺らぐ事態に陥りました。
出口がまだ見えない今、従来とは異なる収益メソッドの獲得と、経営体力を維持するための資金調達が目下の課題となっています。

チームの課題を可視化し、クラウドファンディングを活用した
資金調達・ファンマーケティングを支援

──本取り組みの支援内容、提供するソリューションについてお教えください。

田中駆(以下、田中):まずチームの課題を把握した上で、目的に応じた解決策を設定し、クラウドファンディングを活用したソリューションを提供します。ライトファンのコア化や新規ファンの獲得、認知拡大といったファンマーケティングのニーズがあれば、グループ会社である株式会社CAMPFIREが提供する購入型クラウドファンディング「CAMPFIRE」を活用し、プロジェクト単位で、かつ試合観戦やファンクラブ加入以外でファンとチームの関わりを創出します。

チーム、クラブの経営課題として資本の増強が必要な場合には、株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」を活用したエクイティでの資金調達支援をします。これにより、ファンクラブの最上位会員層など著しくエンゲージメントが高いコアファンが少額から出資をすることで、株主としてチームに貢献することも可能となります。

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株式会社CAMPFIRE Startups
取締役 執行役員経営戦略本部長 田中駆(たなか かける)
横浜市立大学起業戦略コース卒。株式会社TOMOSHIBIを創業し事業譲渡した後、株式会社CAMPFIREへジョイン。2020年に株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」立ち上げに参画し、同年12月より取締役就任。現在は渋谷区スタートアップ支援事業 アドバイザーや横浜市立大学 外部講師としても活躍中。

──今回の連携の背景を教えてください。

平地:コロナ禍では、チームへの支援を募るため購入型クラウドファンディングを活用した事例もありました。でも、個人的には「もっと有用な活用方法ができるのでは?」と考えていたんです。クラウドファンディングでは「チームのピンチを救ってほしい」と“御涙頂戴”のプロジェクトを打ち出しがちです。自分としてはポジティブなメッセージを発信して資金獲得ができないかと考えていました。

また、クラブは少人数で運営していることもあり慢性的な人手不足です。ファンの方々に応援株主として参画いただくことで、経営へのリソースを投入していただいたり、集客につながるアイデアを提供していただいたりすることも可能になります。そういった強いエンゲージメントが色濃くなれば、スポーツ業界にもよい波及効果が生まれるのではと考えました。

──お二人の出会いのきっかけは何だったのでしょうか。

私と田中さんは、スポーツ庁主催のアクセラレータープログラムにメンターとして参加していて知り合いました。一緒に広島でのイベントに参加して、翌朝私がサウナに入っていた時、このプロジェクトのアイデアがひらめいて「実はこんなこと考えたんだけど…」とメッセージを送ったんです。すると田中さんから「実は僕もそう思ってたんです」と返事が返ってきて。相思相愛だったんです(笑)

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田中:自分も同時期に同じ構想が浮かんで、こちらからもラブコールを送りました(笑)。正直、参加したイベントでも平地さんのメンタリングが一番好きだったんですよね。スポーツビジネスに対する深い理解が土台にあった上で、参加者へのアドバイスもわかりやすく現実的。自分自身も勉強になったのを覚えています。

平地:田中さんのメンタリングも素晴らしくて、スポーツチーム側の足りない視点を明確に捉えながら、経営者、事業開発者の立場からわかりやすいアドバイスをされていました。彼のように相手と同じ目線で伴走できる人と一緒に仕事したいなと感じていました。

──このプロジェクトの強みとは何でしょうか?

田中:ポイントは3つあると思っています。一つはクラウドファンディングの可能性を広げられる点です。私たちはクラウドファンディングのプロですが、スポーツ業界の知見は限られています。平地さんのようなスポーツビジネスの強力な理解者が加わることで、社会的インパクトが生まれると考えました。

二つ目は調達金額の大きさです。購入型クラウドファンディングが集められる金額は、大規模なプロジェクトでも数百万円程度が一般的です。他方で株式投資型クラウドファンディングでは株式を通して数千万円規模の調達も可能になります。これは先ほど平地さんが話していたように、資金調達が課題であるスポーツビジネスにとても有用な方法です。

三つ目は支援者のエンゲージメントの高さです。購入型クラウドファンディングでは、支援者はチームを応援するファンが大多数ですが、株式投資型では支援者は応援株主になります。よりエンゲージメント高く、近い距離でチームをご支援いただくことが可能になります。

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──平地さんが考えるCAMPFIRE Startupsに期待する点についてお教えください。

平地:私は今まで自分の会社でしか資金調達の経験がありませんが、やはりCAMPFIRE Startupsが持つ株式投資型クラウドファンディングの知見は大きな強みだと思います。かつてスポーツチームの資金調達といえば、興行とスポンサー収入以外では個人投資家や銀行経由からの融資しか手段がありませんでした。株式投資型クラウドファンディングを活用することで、未公開株にも関わらず、個人投資家をはじめファンや不特定多数に対してアピールも可能になります。スポーツを支援する新しい形になるのではないでしょうか。


──最後に、検討されている方へメッセージをお願いします。

田中:クラウドファンディングは支援者の応援の気持ちが込められた資金調達の手段として活用されてきました。特にスポーツ業界においては「会場に観戦に行けない」「遠くのスタジアムに足を運べない」スポーツファンの方にとっては新しい応援の手段になっています。コロナ禍でも懸命に努力し続けるスポーツチームの方々と、スポーツを支援したい方との出会いをプラットフォームを通して創出できたらと思います。

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平地:今はまだ規模が小さくても、将来を見据えて事業化し、収益体制を整えたいスポーツクラブは全国にたくさんあります。スポーツを愛する方からの応援が得られたら「地元の小さなクラブ」として発展の基盤を作ることもできます。自分達だけで努力する以外にも資金の集め方、そして仲間の集め方があることを知ってもらい、ぜひ参加していただきたいと思います。

株式会社CAMPFIRE Startupsについて
商号:株式会社CAMPFIRE Startups
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3000号
加入協会:日本証券業協会
契約紛争解決機関:証券・金融商品あっせん相談センター
投資者保護基金:未加入
代表取締役:出縄 良人
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目22-3 渋谷東口ビル 5F
資本金:1億円
事業内容:第一種少額電子募集取扱業、適格機関投資家等特例業務、コンサルティング事業、教育研修事業
URL:https://campfire-startups.co.jp/
※当プレスリリースは、株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」の募集案件に関連する情報を一般に公表するための文書であり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。なお、実際の投資に際しては投資に係るリスクをよくご確認の上のご判断をお願い致します。

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