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TOSACO TAP STAND店長山田のここだけの話。#1

皆さんこんにちは!
TOSACO TAP STAND 店長の山田です。
さぁ、今日は3月24日。気づけばタップスタンドのグランドオープンまで残り1か月をきってしまいました。(汗)

私が入社してからのこの2か月。
入社当初にたてたスケジュールはことごとく狂わされ、この土壇場で「バタバタバタッ」とまさに音を立てながら物事が進み始めております!
やっと皆さんにご報告ができる!そんな状況にようやくたどりつきましたー。

さぁ、ここですぐに進捗状況のご報告したいところですが、ちょっとだけ私の自己紹介を。



名古屋生まれ名古屋育ち。年代的にルーズソックス&コギャル全盛期の頃に高校生活を送っておりました。笑 
2005年からワーキングホリデーで渡豪して以来、イタリア、日本間を行ったり来たり。オーストラリアで出会ったイタリア人の夫と、2014年からジェラートを生業としながら、一時的ではありますが、ドイツやスペインでも生活をしておりました。
昨年の11月までイタリアでジェラテリアを営んでおりましたが、日本への再移住を考え始めた頃にTOSACOと運命的な出会いを果たし、ついに今年1月より家族4人で高知県へ移住。現在、ここ高知県香美市での新生活を満喫中でございます!

さて、そんなこんなで入社前からタップスタンドの「これから」の話をTOSACOの社長 瀬戸口さんとしていると、
「廃棄となるものをアップサイクルさせていきたい。」との要望がありました。

そんな中で現在取り組んでいるのが、TOSACOのビール造りに欠かせないモルトや小麦などの主原料の再利用。
ビール作りはまずモルトなどの主原料を粉砕後→水と煮込んで糖化させ→その液体をろ過して、、というように進んでいきます。そこで出てくるのが「モルト粕」です。TOSACOのモルト粕は雪ヶ峰牧場さんの牛たちの餌となっていることは、既に皆さんご存じかもしれませんね。




けれどこの「モルト粕」。実はとってもおいしいんです。
一定の温度で煮込むことによって、糖化されているのでほんのり甘いんですね。

私自身、昔からパン作りが趣味でして。実際にイタリアにいた時も知人の紹介で行ったブルワリーでもらってきたモルト粕をパン生地に混ぜ込んでカンパーニュを焼いたり、シリアルと牛乳を混ぜて朝食に頂いたりと、日々の食生活の一部となっていました。

モルト粕のアップサイクル


香北町でとても素敵な営みをされていらっしゃる風土さん
香美市への移住を考え始めたころからインスタをフォローしていて、移住したら是非お会いしたいと思っていました。
TOSACOのオリジナルフード開発の案が出た時に、パッと頭に浮かんだのが風土さんでした。コラボレーションをご依頼したところ、「是非!」とご快諾!かよこさんのお力をお借りして、「TOSACOオリジナルクラッカー」を開発していただくことに!
打ち合わせの後、何度も試作を重ねて頂き、ついに先日完成品をお届け頂きましたー!

モルトの風味がしっかり。チーズやパテと一緒に食べてもきちんと調和するサクサク食感。風土のかよこさんが、まさにビールに合うクラッカーをつくってくださいました。モルトの食物繊維がたっぷり入っているのでおなかの満足感はしっかり!


早く皆さんに食べてほしいです!

そしてもうひとつは私の開発担当「モルト粕入りカンパーニュ」
何回か試作をしていますが、小麦粉の選定が難しく、なかなか思う様な触感には仕上がりません。(涙)どうしてもモチモチ感が強くなってしまう。


瀬戸口さんの奥様、香帆さんには「山田さんのカンパーニュ、トーストしたらメッチャ美味しかったですよ~」と励まされながら取り組んでおりますが、、、。
国産小麦に詳しい方がいらっしゃったら、アドバイス絶賛募集中です~!

まだまだありますTOSACOのアップサイクル。

電線ドラムのアップサイクル

お次は電線ドラムです。

なんぞや?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

この捨てられてしまう運命だった電線ドラムを救出するべく、何件もの電気工事屋さんに電話をしました。香美市、南国市、香南市、高知市。。。

なかなか良い返事がもらえず落ち込んでいたその矢先。
仕事を終えて、薄暗い夕焼けの中外に出ると、、、ガーデンの端っこに電線ドラムがひしめき合うように置かれていました!
声をかけていた業者さんのお一人が、なんとここまで運んで来てくれたんです!
もう、嬉しくて涙が出そうになりました。


先週からその電線ドラムをキレイに洗浄し、サンディングし、塗装をする作業をしております。春の心地よい日差しの中、ウグイスの鳴き声を聞きながら、このテーブルを囲んでビールを飲む皆さんの笑顔を思い浮かべながら、気づいたらサンディング中に木粉まみれになっていた山田です。


杉バークのアップサイクル

そして最後にご紹介するのは杉バークをアップサイクル!

自然豊かな高知県ですが、森林の占める割合は84%で、なんと全国1位!
私の通勤路にも、まっすぐに横たわる樹木が山積みになっている「物部ストックヤード」があります。その光景を初めて見た時はもう圧巻のひと言。


高知に来たー!と思いました。
森を健康に保つための間伐材として伐採されたものなどが集められているそうですが、そこには山積みとなった樹皮もありました。

以前は廃棄をしていたそうなのですが、今はバイオマス燃料として再利用しているとのこと。
タップスタンドのガーデンエリアの地面をどうするか考えていた時に、これをガーデンに敷いたら気持ちいいかな?!森の中にいるみたいかな!?
という案が出ました。
そのあとはもう、速攻調達に走りました!
杉バークの支給を快諾してくださった物部ストックヤードの課長さんには、現在も多方面でもたくさんお世話になっています。
(そのお話はまた次回に!)
ただ、そのバーク。メリットもたくさんあるのですが、デメリットもアリというお話も。
例えば、発酵して臭いが、、、とか。イイ感じの湿気でキノコが、、、強風が吹いたら飛ぶ、、、?などなど。

またオープン後にみなさんの直球なご意見をおまちしてます~。

それでは今回はこの辺で!

Brew Hapiness!!


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