ここ数日の出来事

木曜の昼休み、スマホに母からの着信があった。
「こないだからお父さんずっと咳してて、近所のかかりつけの内科へ連れて行ったら肺炎だって言われたの」
とのこと。3日間点滴治療が必要とのことで、金曜の分はタクシーを予約したそうなので土曜は私が送迎することにして、金曜は仕事を終えてから実家へ戻ることにした。
認知症が進んでいる父は、肺炎と診断されたその日の夜になぜかごそごそと外出着に着替えだしたそうで、母が誘導して何とかなだめてベッドに戻らせたとのこと。かかりつけ医は「熱のせいかもしれないね」と言っていたらしい。

そして土曜の朝。
父が「今日は行けない」と言い出した。咳はよく出るし呼吸もゼーゼーいっていて動く気力もないらしい。救急相談である#7119のことは知っていたが、新潟は夜間専門であるらしくて時間対象外。なので119に電話したところ、消防署がわりと近いのですぐ救急車が到着した。
血中酸素飽和度は91%だったが救急救命士による酸素吸入で98%まで上昇。最寄りの公立病院は前日まで受け入れ制限がかかっていたらしいが、幸い受け入れてもらうことができるとのこと。母が付き添って私が留守番をすることになった。

しばらくして母から電話があり、かかりつけの内科から先日の検査結果を受け取ってきてほしいと言われて少しだけ外出。午後になってようやく病室が決まり、内科から受け取った検査結果や内履きなどいくつが必要なものを持って病院へ向かう。
こんなご時世なもんで面会禁止のため病室には入れず、必要なものはスタッフステーションに渡して母を連れて帰宅。母が医師から聞いた話では肺炎のわりと重症な方で、レントゲンで片方の肺は真っ白だったらしい。認知症も少々進んでいるので心配だったが、あとは病院に任せるしかない。

今日(日曜)の午後、母とともに指示されたいくつかのものを持って病院へ。看護師さんの特別の配慮で顔を見ることができたのだが、何を言うかと思ったら「金をよこせ」とか「缶ビールを持ってこい」とか無茶な要望ばかり。おそらく自分が入院しているというのもあまりよくわかっていないのだろう。
「何も食べさせてもらもらえない」という文句も言っていたが、これは治療のためとのこと。看護師さんに千円札1枚と新たなテレビカード、そしてペットボトルの水を数本預けて帰ってきた。

入院は2~3週間ほどになると言われたそうだが、認知症も進んでいるようなので、その後のことも考えなければならないだろう。今は家にいない分まだ楽ともいえるが、向こうで迷惑をかけているのではないかという不安もある。
幸い実家の母はメッセンジャーをそれなりに使いこなせているので、電話は緊急時になるだろう。なんにしてもしばらくは頻繁に実家へ帰ることになりそうだ。

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