見出し画像

休みのありがたさを再確認しました

 私の現在の状況は以下の記事の通りです。昨年7月末に前職を退職して、一切働かずに約1年を経過しようとしています。

 ところが、6月中旬に少し変化がありました。人材派遣会社へ登録し、6月21日から働きに出ています。とは言え、契約上は7月16日までですので、約1ヶ月程度の労働です。

なぜ、働き出したのか?

 セミリタイアというか、アーリーリタイアの状態だったのに何故働き出したのか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。セミリタイア、アーリーリタイアという状態が飽きたわけではなく、いくつか働く理由がありました。

 一つ目の理由、というより最大の理由は、私は現在、iDeCo(個人型確定拠出年金)に毎月5万円拠出しています。毎月5万円ですので、年間で60万円です。iDeCoの場合、拠出した全額を所得から控除できるのですが、収入がない現在の状況のままですと、税制のメリットを活かすことができません。税制のメリットを最大にするには、60万円以上の収入が必要となります。
 社債などから利金があるため、最悪働かなくても年収0円ではないものの、働かないともったいないという状態でした(社債の利金は源泉徴収されるものの、20.315%の税率を下げるため、確定申告する予定です)。

 次の理由は、上の記事にも書いたのですが、社会人生活30年間、IT会社しか経験がありません。生活のために働く必要がなくなったため、低賃金でも良いので、今まで経験したことがない業種、職種を経験したいと思いました。
 そこで、短期のアルバイトとして何かないかということを、フロムエーというサイトで探し始めました。これがなかなかクセがあります。何故か同じ会社の同じような募集がずらずらと並び、なかなかいい案件を探し出すことができません。後で分かったことですが、どうやらフロムエーは自社サイトへ誘導するために使われている企業が多く、純粋にフロムエーのみで募集をかけている案件が少ないかもと思われます。

 やっとの思いでフロムエーで良さそうな案件を見つけ先方にコンタクトしたところ、自社サイト(人材派遣会社のサイト)に登録して欲しいという案内があり、登録し直して面談にこぎつけました。

初の人材派遣会社へ出向きました

 人材派遣会社というところとは縁遠く、今まで登録したこともありませんでしたが、50歳すぎて初めて人材派遣会社へと出向きました。簡単な適正試験(単語の間違い探し問題や計算問題など)とキー入力試験を終え、人材派遣会社の担当者と面談を行いました。絶対聞かれるだろうと思っていた想定質問(前職を辞めた理由は?)には、適当に体力の問題等々で何とか回答し(さすがにお金がある程度貯まったので、セミリタイアしましたとは言えません)、面談を終えました。

 翌日、早速人材派遣会社から電話で来週から勤務して欲しい旨の連絡がありました。

今回の仕事は?

 詳細は言えませんが、ある公的機関の事務作業です。各企業から送られてくる申請書を封筒から出し、分類分けしてファイルにまとめていくというものです。今回は繁忙期のため数十名の募集でした。
 繁忙期は7月からですが、その繁忙期に向けて業務内容を覚えるために、1週間早く業務を開始するということで、6月21日から働き始めています。

 業務の内容から、やはりというか女性がほとんどです。男性は私ともう一人(20代か30代?)のみという状態です。そのため、ほぼ私は誰とも会話せず、黙々と作業を続ける1週間でした。

 おそらく、女性から見れば、何故この仕事を男性が応募したの?とか、コロナ禍でリストラされたの?とか、色々と思われているかもしれませんが、腫れ物に触るかのように何も聞かれることなく1週間が過ぎました。

 正直なところ、今回の仕事内容は本当に単純作業の内容かもしれません。しかしながら、私にとっては新鮮で、なるほどと思える1週間でした。
 業種もITとは異なる公的機関ですし、やっている作業内容もほぼPCを使いません。一部、ファイルにまとめられた申請書がスキャニングされ、その画像と企業とを結びつけるという作業がPCであるので、全くないわけではありませんが、メインの作業は申請書の開封とファイリングという内容ですので、PCはほぼ使用しません。

 それでも、業務内容としては面白いものがあります。スキャニングするために一工夫も二工夫もあり、なるほどと思わせる内容です。自分がシステム開発者だったら、もう少しこう改善できたかもと思いつつも、作業を進めてます。

1週間過ぎてみて結局どうだったのか?

 労働というのは、本当に疲れるもんだというのを体験した1週間でした。また少しですが、やはりというか短期間であっても、仕事で嫌になることがあるとすれば、人間関係なんだなというのを実感しました。
 上にも書いたのですが、ほぼ会話することなく1週間過ごしたのですが、私の作業の内容にいくつかミスがあったため、同じ働き手の女性から小言を言われることがありました。その小言を言った人が他の人にも注意しているところを第三者的に見ても、口調が少し強めで正義感(というか私が言っていることが正しいという圧力)があり、少し苦手だな、と思えることがありました。こう言ったことが長く続くと人間関係で嫌になり、仕事することがストレスになるという結果になると思わせるものでした。
 あと、3週間程度ですので、何とかストレスなく仕事ができることを祈ります。

1週間すぎての休みは?

 短期の仕事とは言え、どうすればミスなくできるかを考えてしまう1週間でした。自分のやっているフローに改善できるところはないのかなどなど。本日、土曜日の朝も少し、来週からどうしたものかな?と少し考える場面がありました。せっかくの休みなのに、と思いつつも仕事をやり始めると、このように仕事に頭が占領されていくのかというのを感じた土曜日の朝でした。

 とは言え、朝食を取り始め、洗濯をし始めれば、何とか休みモードになり久しぶりの休みのありがたさを実感することができました。働く前は、これが毎日の日常たっだのに関わらずです。

 さて、来週から3週間、まだ仕事が続きます。これがセミリタイア、というかアーリーリタイアの良い刺激となればいいのですが、どうなることでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?