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幸せというものの姿

夜道、目の前から男女三人組が歩いてきた。
どうやら親子らしい。
左から娘、父親、母親の順。

真ん中にいる父親は、
両側から娘と奥さんにしっかりと腕を組まれ、
上機嫌で二人と会話を交わしていた。

この光景を見た時、僕は何故か、
“人生における幸福の一つ”を見つけた気がした。
だからなのか、彼らとすれ違ってから、
つい振り返って見てしまった。

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