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嫌な事も所詮は元素の変化に過ぎない【超訳】自省録35日目

・今日の超訳

嫌いな人も、嫌な事も、理不尽な事も。所詮は広大な宇宙の中の取るに足りぬほど矮小な人間の悩みである。そして、嫌な事も分解していけば、所詮は元素の変化に過ぎない。このことを頭に入れておけば、我々の生活の悩みを清め去ってくれるであろう。

・引用原文(第7巻47章より)

「星とともに走っている者として星の運行をながめよ。また元素が互いに変化し合うのを絶えず思い浮かべよ。かかる想念は我々の地上生活の汚れを潔め去ってくれる 。」岩波文庫 神谷美恵子訳 自省録より

・ちょこっと解説

・嫌いなもの。理解できぬこと。理不尽なこと。世の中には自分の思い通りにならないことが多々ある。しかし、それは所詮地球という、全宇宙の存在に比べたらとても矮小な存在の、些細な悩みにしか他ならない。

・マルクス・アウレリウスは痛みには二通りあるといった。一つは耐えられる痛み。もう一つは耐えられに痛み。大抵の痛みに対して人間は耐えられるようにできている。ならば、つべこべ言わず耐えるだけである。そして耐えられない痛みならば死ぬだけだ。

・痛みとは元素の状態の変化のことだ。このことを意識していれば、痛みや嫌なことを忘れ平穏に過ごせるであろう。

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