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プロフィール(俳句くだらねーと思っていた小生が、突然俳句に目覚めたわけ)

ご覧いただきありがとうございます。

小生、仕事の傍ら、副業として俳句教室を開催したり、俳句に関連する文章を書いたりする、自称、

「俳句の水先案内人」

であります。(活動内容については下記『お受けできるお仕事』をご参照ください)

まだ句歴は浅いですが、花の20代の後半部分を俳句という、「渋い文芸」に費やしてしまった小生。捧げたものに似合うだけのものは得てきたつもりでおります。

何かと敷居が高く思われる俳句。

高尚で難解なイメージのある俳句。

かく言う私も数年前までは、「俳句くだらねー」と思っている一派の一人でした。

そんな小生であったからこそ、俳句の魅力に気が付いてから、憑つかれたかのように、熱中してしまったわけであります。

皆さまが、自己表現ツールとしてコスパ最強の「俳句」を、これからの長い人生の中で楽しんでいっていただけるよう、少しでもお手伝いができれば光栄です。

プロフィール

亀山こうき(俳号)

埼玉県生。趣味、放浪(世界20か国放浪)、読書、筋トレ。

会社員。主に経理を担当。カフェインに弱いのにコーヒーが大好き。普段はデカフェのコーヒーで我慢しているが、たまに物足りなくなって、エスプレッソを飲む。そして、寝込む。イエガーマイスターとアードベックがあれば割と幸せ。筋トレと家庭菜園に精を出す日々。

俳歴

もうすぐ4年(2022年4月現在)

俳句を始めたきっかけ

2018年6月、急性肝炎のため緊急入院。一時昏睡し、死の淵まで行くが、生きたがりの小生、全力で引き返してくる。

その後、病状落ち着き、経過観察やら検査やらでしばらく入院生活を送るのだが、暇。朝のラジオ体操と深夜のロシアワールドカップしか生き甲斐がない。

そんな、退屈した日々を送っていた折、差し入れられた、本の中に、「俳句の本」があり、

雁や残るものみな美しき 石田波郷

という、人生を変える句に出会う。

この句はどういう句なのか。波郷の自解によると次の通りである。

「昭和18年9月23日召集令状来。雁のきのうの夕とわかちなし、夕映えが昨日のごとく美しかった。何もかも急に美しく眺められた。それらはことごとくを残してゆかねばならぬのであった

ざっくばらんに現代風に訳すると、

「軍隊への召集令状、赤紙が来る。家の外には雁も夕方も、いつもと変わらぬの光景が広がっていた。しかし、昨日までとは違い、何もかもが突然美しく思えるようになった。しかし、これらの愛おしいものは出征する私にとって、ことごとく日本においていかなければならないものであった」

となる。死という概念が、リアルな存在として、突然目の前まで迫ってきた人の痛切な叫び、発見である。そしてそれはまさしく、小生が人生で初めて味わった「死」という得体のしれぬ恐怖を代弁するものであった。

半世紀以上も前の俳人の、たかだか17音の言葉が、時や場所を越えて直接小生に響いてきた。

これは衝撃的であった。

それまで俳句は、「ぬるい文芸」だと思っていた。

俳句とは写生を言葉で試みる文芸というぐらいの認識しかなく、天邪鬼の小生は、

「そんなの、写真でいいじゃん」

と、小説や短歌には目を向けたのに、俳句には一瞥もくれてやらなかったのである。

しかし、小生はそのたった17音の文芸に救われた。

少なくとも、医師や看護師、家族の励ましの言葉より、はるかに自分のより深くまで響いてきた。外には笑顔でいながら、突然また病が再発し、死ぬかもしれないという恐怖を抱えていた自分にとって、まさしく波郷は、唯一の理解者であり。心の支えであった。

そして気が付いたのである。

――思いを伝えるのに、長い言葉や余計なレトリックはいらない。

これが、俳句に興味を持ったきっかけである。

所属

・現代俳句協会
・俳句同人ペガサス 誌友

受賞歴

・第二回口語詩句新人賞 奨励賞
・第19・20回 三汀賞 入選

講師歴

・Koinoboriカルチャー教室

好評販売中

運営

・株式会社ケアラボ A.L.L.俳句クラス

注 2021年6月より開始予定。現在はデモ講師として運営準備に協賛中。

・鴨川市人材バンク 俳句教室担当

参加句会


・見返り句会(千葉県鋸南町

・郡山ホトトギス会(福島県郡山市)


・俳句同人ペガサスの通信句会(千葉県千葉市)

参加ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

運営句会


・房州オンライン句会(野良古さんの夏雲システムを使用しております)

参加ご希望の方は

をご参照ください。

自選10句


春の月タトゥーに告白されている

子のしゃがむ辺りが春の盛りです
死んでから天の川までどれぐらい
夜逃げする友と見ている遠花火
神を信じずかき氷崩してる
晩夏光遺書の余白が白すぎる
ランタンはゆっくり灯る秋の雨
曼殊沙華拳の傷はまだ熱い

秒針と心音と溶けゆく雪と

鯛焼は冷めるお前を抱いている

・お受けできるお仕事

・俳句の添削(1句100円~)
・俳句教室(1コマ60分3000円~)

俳句未経験者の方や、初心者の方へ俳句のテクニックをお伝えすることを得意としております。

・ZOOMやSkypeなどのオンラインでも。

・小学校や公民館などの大規模イベントでも。

何でも対応いたします。ご相談ください。

・俳句に関連するコラムやエッセイの執筆(400字原稿用紙一枚あたり 3000円~)
・その他俳句に関する事柄すべて(内容や費用等はご相談ください)


お問い合わせは、

kokameyama@gmail.com

まで、お気軽にどうぞ。


終わりに

読んでいただきありがとうございました。

TwitterなどのSNS全盛の時代において、短い言葉で、詩性を表現しうる能力と言うのは価値を増してきているように思います

理由は何でも構いません。

俳句という文芸に少しでも興味がありましたら、

お気軽にお問い合わせください。

俳句の初めの第一歩のお手伝いが出れば、幸いです。

そしていずれ、世代を代表し、私が救われたように、

長い時を経ても後世まで伝えられるような名句

を生み出す俳人が一人でも生まれてくれることをつとに願います。




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