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不安がむしろ問題だった
こんにちは。時空を旅するラクダ🐪です。
前回は長男くんのこだわりから見えてきた、
家庭の包括的問題ついてお話ししました。
今日は、
ラクダ🐪と長男くんとの間に起こった、
不安の連鎖ついてお話しします。
もし、癇癪起こしたら…。
以前お話ししたように、
小さい頃の長男くんには、
道や物の置き場所にこだわるところがありました。
また、
同じバス停で乗り降りをするなどのパターンは強く、
思っていた通りでないと、
そっくり返って泣きわめきました。
バスの中で起こるとなかなか大変です。
地域拠点の福祉センターの療育に通っていたときには、
バスの利用者さんや運行ルートが違うと大騒ぎ。
顔見知りの利用者さんが気を使ってくださるものの、
申し訳なさが極まり、
ペーパードライバー返上で車通園に切り替えました。
(これにより買い替え発生🚗)
こんな状況でしたから、
とにかく癇癪を起こさせないことは、
ラクダ🐪の最優先事項となりました。
もし、食べられなかったら…。
そしてもう一つの大きな問題。
それが偏食です。
長男くんは乳児期の授乳から、
飲まない問題を引きずったままに、
偏食問題に突入しています。
おっぱい拒否
↓
ミルク拒否
↓
離乳食進みにくい
↓
そこからの強烈な偏食
と、こんな具合。
好きを通り越して、
「ばっかり食い」の世界でした。
(当然メーカーは指定です)
しかも偏愛するものでさえ、
パッケージが変われば拒否( ̄◇ ̄;)
『何でもいいから食べていただくことに必死』
という事態に陥ったのは、
当時はやむないことだと今でも思います。
なぜなら、
ミルク拒否→偏食という経過ゆえに、
体重が伸び悩んでいたからです。
でも食べられるものが極端に少ないからといって、
ばっかり食いじゃ本人だって飽きるのです。
昨日まで食べていたものでも、
翌日食べなくなることはしばしばありました。
この時期ラクダ🐪の中には、
いつかこの世に食べられるものはなくなるのではないかという、
不安が常にありました。
だから切らさないようにストックして、
嫌いにならないように、
食形態だって小さな子向けのままちょっと柔らかめに。
こうして大人もこだわる羽目に…。
食が進まず泣いてばかりの長男くん。
そして彼に呼応するかのように、
大きな不安を抱えることになったラクダ🐪。
大事に大事に守りに入って、
結果として、
長男くん以上に『こだわる』ことになりました。
何でも先回りして、
泣かせないように、
食べてくれるように。
でも疲労困憊で先回りが追いつかず、
イライラが募って長男くんに八つ当たり。
そして心身が消耗してしまったのです。。。
相手が不安だと自分も不安…。
今ならハッキリ言えます。
お母さんが不安でいっぱいだと子どもだって不安です。
目の前で不安に苛まされた🐪を見て、
長男くんも不安だったことでしょう。
ラクダ🐪だって、
目の前で泣きわめく長男くんの辛そうな様子に、
不安をかき立てられたのですから。
子どもは不安からくるザワザワした感覚を、
自分で処理することができません。
それは大人にだって難しいことです。
だから泣くしかなかったのでしょう。
ましてASDである長男くんは、
物事を感覚から捉えていく過程に、
困難を抱えているのです。
敏感すぎる触覚や聴覚、強すぎる視覚、
弱すぎる揺れ感への耐性。
日常に見通しを持つことが難しい彼にとって、
パターン的な行動や同じ場所に物があることは、
たぶん大きな安心だったんです。
この世界にふたりっきり…。
目に見えない不安を、
互いに大きく成長させていたラクダ🐪親子。
これは母子通園に通いだす前後の、
2歳になる手前ごろのお話です。
そして、不思議なくらいに、
この頃のラクダ🐪と長男くんは、
ふたりきりの世界にいたのです。
その世界に夫は不在でした。
彼は彼なりに頑張っていたのでしょう。
でも、やり方が少し違っていたのでしょう。
その考察については、またいずれ。
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