陣笠

スタァライトされてる

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最近の記事

ウマ娘(ゲーム)のトレーナーが魅力的なシナリオとすごいセリフについて

はじめにウマ娘、今更説明するまでもない大人気コンテンツですが、このウマ娘世界には「トレーナー」という職業が登場します。ウマ娘をアスリートとすれば、彼女たちを指導し勝利に導くコーチのような存在、実際の競馬に当てはめてみれば調教師のような存在、それがウマ娘におけるトレーナーでしょう。このトレーナーはアニメや漫画においてはキャラ付けがされていますが(沖トレーナーなど)、ゲーム版においてはプレイヤーキャラクターとなっています。つまりゲームをプレイする我々がトレーナーとなって担当ウマ娘

    • 同じ映画を74回観るとはどういうことか

      本記事は「ぼくのわたしのスタァライト Advent Calendar2023」に参加しています。他の記事も是非読んでみて下さい! はじめにこんにちは、突然ですが皆様は同じ映画を映画館で複数回観たことはありますか? もちろんそれなりにオタクな方であれば経験があることかもしれません。しかしながらこの場合、皆様が想像する複数回とはせいぜい~10回くらいではないでしょうか。ですがとあるジャンルではこの回数が50回、100回を超える猛者がゴロゴロ存在しているのです……。 えー前書き

      • スタァライトオタクの倶知安2時間滞在記

        はじめに北海道は虻田郡に位置する倶知安町と言われてピンとくる方はもしかして多くないかもしれませんが、少女☆歌劇レヴュースタァライト(以下、スタァライト)のファンである舞台創造科の皆さんの中には何かしらの聞き覚えがある方がいるかもしれません。 この倶知安町はスタァライトの登場人物の一人である露崎まひるの故郷、北知安のモデルと(非公式に)いわれています。しかし北知安自体は作中においてあまり明確に登場するわけでもなく、となると聖地として扱われるまではいかず、実際に俱知安まで行かれた

        • 劇スを観に秋田まで行った話~マサラ上映体験記~

          はじめに約2年前軽い気持ちで観た「劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト」(以下、劇ス)にハマり、現在に至るまで約60回ほど観ています。劇スは面白い映画で、2021年6月の公開時から今(2023年7月)まで毎月全国のどこかしらで上映が行われており、また応援上映をはじめ様々なスタイルでの上映が行われているのです。 劇スに完全にやられた私(関東民)は上映を求めてこれまで大阪、愛知、長野に足を運び、応援上映(※声出しペンラ可の上映)やライティング上映(※池袋文芸坐さんにて行われる劇場

        ウマ娘(ゲーム)のトレーナーが魅力的なシナリオとすごいセリフについて

          舞台スタァライト#4 Climax 感想

          舞台はナマモノ今の感想は今しか書けないというスナップショット感想です。本当はもうちょっと整理して書きたいけど、スタァライトでそれは相当時間をかけないと無理なので以下は本当に未整理のやつ。 よくわからんかったかもしれない。開口一番こんなことを言っていますが、まあそもそもスタァライトを「わかった」ことなんてなかったかもしれない。ワカリマス。 まあ禅問答は置いておいて、ぶっちゃけこの二層展開式のコンテンツについて、どこがどう繋がって……というのは本当にまだ全然自分の中で整理できて

          舞台スタァライト#4 Climax 感想

          新参競馬ファンによる舞台ウマ娘感想

          まえがきそもそもウマ娘というコンテンツ自体が競走馬の擬人化???みたいなところから始まりましたが、なんだかんだ私も慣れ、実際の競馬場にも足を運ぶようになり、立派な(?)トレーナーとなった2023年1月、ウマ娘の舞台化???ともうちょっとどんなものか全然わからない(でも事前情報見た感じ面白そう)と観に行った舞台でしたが、めちゃくちゃ面白かったよという文章です。なお最後の方はケイエスミラクル(史実馬寄り)に対する新参競馬ファンの感想文です。 ウマ娘の舞台化???これは見る前は本

          新参競馬ファンによる舞台ウマ娘感想

          劇スのオケコンで考えたこと

          はじめに2023年1月7日にパシフィコ横浜で行われた劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライトのオーケストラコンサートrevival(以下、オケコン)めちゃくちゃ楽しかったし最高でしたね。いまさら感想?という気もしなくはないのですが、感想とちょっと考えたこと、レヴュースタァライトってすごいなみたいな感じの文章です。 そもそも私は『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』(以下、劇ス)という映画がとても好きで50回以上観たりしているのですが、オケコンの舞台で改めてこの作品を”体験”し

          劇スのオケコンで考えたこと

          運命から解放された主人公、愛城華恋について

          まえがき 本日(2022年10月10日)通販予約が始まり、満を持して刊行される劇場版スタァライト考察合同誌『舞台創造科3年B組 卒業論文集』(@starlight_paper)に私も寄稿させていただいている。何について書くかは相当迷ったのだが、結局色々書きたいというわがままを優先する形とし、レヴューを横断的に見ていくテーマの文章になった。  しかし、劇場版をはじめて観たときから今までずっと唸り続けているのが、他ならぬ愛城華恋についての描写である。というわけで今このタイミングで

          運命から解放された主人公、愛城華恋について

          批評文を突然書こうと思ったオタクが参考に読んだ本3選

          はじめに  40回も同じ映画を見ることになるとは思いませんでした。  昨夏に『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』(以下、劇ス)を初めて見て以来、映画館に足しげく通い、気づいたら鑑賞回数がすごいことになっていました。  良い作品というのは創作意欲を掻き立てますね。確かに二次創作欲も沸きまくりなのですが、劇スに関してはもっとこの作品自体を語りたいという思いがずっとありました。そんな時に劇ス卒論合同(@starlight_paper)なる企画があることを知り、考察、感想文

          批評文を突然書こうと思ったオタクが参考に読んだ本3選