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スタァライトオタクの倶知安2時間滞在記

はじめに

北海道は虻田郡に位置する倶知安町と言われてピンとくる方はもしかして多くないかもしれませんが、少女☆歌劇レヴュースタァライト(以下、スタァライト)のファンである舞台創造科の皆さんの中には何かしらの聞き覚えがある方がいるかもしれません。
この倶知安町はスタァライトの登場人物の一人である露崎まひるの故郷、北知安のモデルと(非公式に)いわれています。しかし北知安自体は作中においてあまり明確に登場するわけでもなく、となると聖地として扱われるまではいかず、実際に俱知安まで行かれたことのある方はそう多くはないのではないでしょうか。
先日別件で北海道を訪れた際、この俱知安で2時間だけ観光時間が取れたので、ニッチですがスタァライトオタク目線で行ったスポットとかをまとめておこうかなと思った次第です。

基礎情報

倶知安町は北海道のここにあります。直線距離だと札幌の南西50kmくらいですね。

日本有数の豪雪地帯として知られ、近くには雪質が有名なニセコスキー場もあります。なので冬に行こうとするとちょっと大変かもしれません。

アクセス

ざっくり行き方をまとめるとこんな感じです。

$$
\begin{array}{|c|c|c|c|} \hline
手段& 車(レンタカー)& 鉄道 &高速バス \\ \hline
移動時間(from:札幌) & 約1時間半 & 約2時間 & 約2時間半 \\ \hline
旅程の自由度 & 〇 & △ & × \\ \hline
料金 & 約6000円~(1日) & 2100円(片道) & 1930円(片道) \\ \hline
\end{array}
$$

まず免許がある方やグループ旅行ですと手っ取り早いのは車です。というのは北海道は公共交通事情がかなり厳しく、基本的に車社会だからです。とはいえ北海道は広大で、倶知安は札幌からは1時間半、新千歳空港からは2時間程かかります(※Google調べ)。新千歳空港からのアクセスですと支笏湖の近くを通るルートもあるので観光がてらドライブするのはアリかもしれません。

先に公共交通事情はかなり厳しいと書きましたが、私は鉄道で行きました(函館本線乗り通したかった)。ただ札幌からですと片道2時間程かかるうえ小樽駅-俱知安駅間のアクセスがかなり悪く、小樽駅から倶知安行きが出るのは大体1時間半に1本くらいです。復路も同頻度なので必然的に時刻表に則った計画を立てることになり、旅程の自由度は下がります(ちなみに長万部行きは1日5本くらい)。また、現地でレンタカーを借りない限り駅近のスポットしか行けなくなります。しかし料金は若干割安かもしれません。

あとは高速バスという手段もあるようです。しかしこれも札幌ー倶知安は1日3往復ほどと利便性には乏しいです。(試される大地……)

訪れたスポット

ということで予定と時刻表の関係で滞在時間は2時間かつ行けるのは駅から近いところに限られてしまったわけですが、そのなかで巡ったスポットを紹介します。

①まちの駅ぷらっと(駅から徒歩5分)

やっぱりまずは当地のことを良く知りたいよね、というわけで観光案内所に向かいました。駅からまっすぐ伸びるメインストリートを歩いて5分ほどのところにあるのが、観光案内所「まちの駅ぷらっと」になります。観光案内所ですので、地図をもらえたり、観光スポット情報を聞けたり、レンタカー店が隣接しているので車を借りたりもできます。また特産品やお土産も売っています。
いきなりですがこちらは今回お土産として購入したカントリーサインマグネットになります。

北海道名物カントリーサインのマグネット

各市町村の名所や特産がデザインされた道路標識、通称カントリーサインは一種の北海道名物ですが、ここ倶知安町のカントリーサインはゆるキャラがとても目立つものになっています。
このカントリーサインでセンターをはるキャラクターこそ、倶知安町のイメージキャラクター、「じゃが太くん」です。詳細はこちら。倶知安町の名物であるじゃがいもとスキーがモチーフになっています。

駅前にコイツがいる

このじゃが太くん、なんかシンパシーを感じるんだよなと思っていましたが、実はスタァライトのスピンオフ漫画(少女☆歌劇 レヴュースタァライト オーバーチュア 1)には「じゃがひる」なる似たようなキャラが登場しているのです! マジでじゃがいもモチーフのキャラおるんや……。

ちなみにじゃが太くんグッズはここまちの駅だけでなく、近くのスーパー(ラッキー倶知安店)にも少し置いてありました。

②Mikke(駅から徒歩5分)

俱知安まで来たんだし、それにまひるちゃんといえばやっぱりお芋が食べたいじゃないですか。お芋食べられました!
お芋が食べられるのは、まちの駅ぷらっとから通りを挟んで徒歩2分ほどのところにある「Mikke」さんになります。
Mikkeさんは、ハンドメイドの品を扱っている雑貨店になりますが、これに加え、焼き芋や芋の加工品も売っていて、その場で食べることもできます。中でも予約必須の俱知安産じゃがいもを熟成させ焼き上げた「五四〇の焼き芋」なるものがあり、これがめちゃくちゃ美味かったです。

マジで美味かった

こちらは予約制なので前日までに要連絡です。他にも出張販売等で出られていて店舗が閉まっている時があるそうなので、HPでスケジュールをチェックしておくと良いです。

③豪雪うどん 雪庭(駅から徒歩10分)

駅から少し歩いて10分ほどのところにあるのは、「レストラン雪庭」になります。ここでは俱知安名物である豪雪うどんを食べることができます。この豪雪うどんはなんとじゃがいもを使ったうどんになっていて、つるつるの食感ともちもちでコシある独特なうどんを楽しむことができます。

田舎うどんを食べました。真っ白で綺麗。うまい。

ここでオタク情報を付加しておきますと、こちらの豪雪うどんは佐藤さんと小泉さんがパーソナリティをされているラジオ「バトッてダイナソー」でもリスナー投稿で紹介されたことがあり、お二人は(多分)ご存じだったりします(バトダイはうどんに熱心なラジオ)。

④お菓子のふじい(駅前!)

最後に行ったのが駅前にある洋菓子店「お菓子のふじい」です。地元素材を使った焼き菓子やケーキを売っており全部美味しそうでした。こういう地方にある地元密着なお菓子屋さんって絶対美味しいんですよね。
おやつにシュークリームを買いましたが写真を取り忘れた。もちろん美味しかったです。

番外:倶知安中学校

北知安のモデルが俱知安といわれる所以は語感の一致もありますが、ここに存在する倶知安中学校の外観がアニメに登場する北知安中学校と一致することが最大の理由でしょう。
若干見ておきたい気持ちもあったのですが、倶知安中学校は今も学生さんが通う現役の中学校であることから、あんまり知らない人間がウロウロしててもなーと思って今回はパスしました(あと上記スポットからはちょっと離れてて行きにくかったというのも理由)。
ちなみにモデルになった外観はストリートビューでも確認できるのでどうぞ。

さいごに

以上が(列車の待ち時間に)巡ったスポットになります。こうやって書いてみて思いましたが、食べてばっかりじゃねーか。タイトルは「倶知安食べ物記録」とかにすべきだったかもしれない。まあちょうどお昼時だったし、北海道といえば食なので仕方ない。あと車があればもっと色々なスポットに行けたかもしれませんね。

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