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オオワシ と 初雪が一緒にやってきた北海道根室の冬

 世界一美しいワシと言われるオオワシは、冬になると越冬のため繁殖地の極東ロシアから渡ってくる。
 ぼくは、このオオワシが大好きで今シーズンも、いつ来るかとワクワクしながら待っていた。
それが今朝、初雪といっしょにやってきた。
 カメラのファインダー越しにあの白と黒の模様が見えた時、思わず「いたー!」と叫んだ。

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海岸の砂浜で3羽のオオワシが、何かの死骸をカラスと一緒についばんでいる。天候がいまいちだった。「あられ」だ。

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直径数ミリの白いお菓子みたいなのがドンドン降ってきた。
なんでこんな大事な時に! 

しばらく車の中で待機していたが出勤時間も迫っていたので、少し小降りになったところでカメラをもって外に出た。

べちゃべちゃになりながら、なんとかオオワシを撮りガッツポーズ。
決して画質のいい綺麗な写真ではないが自分の写真だ。

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出勤後も、1時間ぐらいはパラパラと降っていて、職場でもあられのことが話題になった。
「これって、なに?あられ?ひょうじゃないよね?」
自分も改めてそう言われるとはっきりと断言できないので、調べてみた。

気象観測では、あられとひょうは、積乱雲によって発生し、できる仕組みが同じだが、ただ直径5mm以下が あられ 5mm以上が ひょう と大きさで区別している。それで今日の白い粒は、その大きさからあられになる。
ひょう は春先から夏には降るが、あられ は冬に降るそうだ。
俳句の世界では、ひょうは「夏」の季語(季節をあらわす言葉)で、あられは「冬」の季語になる。
だったら、オオワシは冬の季語ではないかと思う。

オオワシとあられが同時に来たということは、もう冬だということだ。


もう初雪かあ。
まだタイヤ交換してないな・・・

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