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寝過ぎた日の是非について

仕事に追われて寝不足が続いた後に一旦解放され14時間くらい寝てしまった。そんな今日に後悔は必要だろうか。

正直、疲れていたんだからいいだろうに、休日を無駄にしてしまったと思う人は多い。

仕事に満足していないから休日も生産的なことをしていないと人生が変わっていかない焦燥感に襲われる。

平日にほどよく働いて日常に埋没する。そんな平凡の価値を遠ざけるのは、「仕事の遅さ」と「別の何者かになりたい欲求」ではないか。

変身願望は時に理想主義の病理だと思う。

今、目の前にある仕事をコツコツとこなして少しずつ変えていく賢明さが大事だ。

環境を大きく変えるような出来事も、そうやってコツコツと歩いていく日常の延長にしかない。そういう人間に訪れるはずだ。

一足飛びに歩んでいける都合の良い才能があるとしたら、そもそも今の自分はここにいないだろう。

過剰に努力できる才能を落ち着いて見極めてみる冷静さが必要だ。


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