「頑張らなくても成功する」について
恋人に誘われてネットワークビジネスを始めたことがある。入会金として20万円払い、一銭も回収できず、3年付き合った恋人は元恋人になった。
頑張らなくても成功するという言説は半分正しく、半分間違っている。頑張らずに成功しました、と言っている人は、何もせずに成功しましたということではない。
それは、「自分にとって”比較的”頑張らなくてもできることを死ぬほど頑張った結果成功した」を切り取った物言いであって、額面通りではない。
その”比較的”が大きい人、「しなければならない」を最大限「したい」で済ませられる人を天才というのではないか。
もちろん、いやいや頑張らなくてはいけないことをやるよりは、頑張る気力が少ないのをやった方が積み重ねやすい。
なので「頑張らなくても成功する」を言っている人が表面上否定している「頑張る」という行為(=動く)は結局はしなければならない事であり、そのストレスを最小限に抑えましょう、ということだ。
その意味で、「頑張る」も正しく、「頑張らない」も正しい。それを、「あ、楽して稼げるわ」と額面通り捉える人がいようものなら、内容の是非はともかく、心理的には胡散臭いネットワークビジネス勧誘にハマってしまうのと変わらない。
僕は幸い、先に教訓を得られたので感謝だ。だから、楽して動かないではなく、この考え方・やり方なら「動けそう」を基準にした方がいい。
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