見出し画像

【カンボジアニュース】不動産バブルはついに崩壊するのか?

主に中国からの資金流入により、過剰な不動産開発が行われていたカンボジアで、バブルの崩壊が懸念されています。米国議会の出資によって設立されたラジオ・フリー・アジア(RFA)の記事「カンボジアの不動産バブルはついに崩壊するのか?」から要旨を抜粋してご紹介します。

資金不足に陥った開発業者は、客の前払金なしでプロジェクトを完了するのに苦労しており、購入者の土地の権利をローンの担保として利用するという手段に頼っています。

経験の浅い開発業者が業界に参入し、銀行を介さない融資を提供しましたが、金利は12~13%と高利だった。ポンジスキームなどで詐欺容疑で逮捕されるプロジェクトも頻発しています。

金融情報会社S&Pグローバルは先月の報告書で、カンボジアの「リスク・リターンの見通しは他国に比べて弱い」と警告し、不動産業界の低迷は今後も続く可能性が高いと指摘しています。報告書では更に、不良債権は少なくともあと2年間は増加を続け、2026年には7.7%になると予測しています。

世界銀行によると、不良債権は2022年から2023年にかけて急増しています。カンボジアは香港、米国、中国、日本に次いで、GDPに対する民間債務の比率が世界で5番目に高い状態です。

以上、RFA記事からの要旨でした。英語でのオリジナルの記事は以下ご参照ください。

https://www.rfa.org/english/news/cambodia/borey-crisis-real-estate-development-08062024132945.html

カンボジアの不動産に関連する過去記事は以下の通りです。

当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?