カンボジア太郎

人生の半分以上をカンボジアで過ごし、セミリタイヤした今もカンボジアで暮らすおじさんの備…

カンボジア太郎

人生の半分以上をカンボジアで過ごし、セミリタイヤした今もカンボジアで暮らすおじさんの備忘録。テレビ番組のコーディネートやコンサルなどの一部事業は現役で続けています。ご連絡はcambodiatarojapan@gmail.comまで。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

まだ使い勝手が分かっていませんが、はじめての投稿です。来年の日本カンボジア国交樹立70周年記念に向けて、両国間の隠れた交流や歴史などいろいろ調べていますが、まずは終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について簡略にまとめてみました。 1952年の春に、ラ・マルセイユ号で観光客として初めて日本を訪れています。残念ながら、どこに行かれたのか、詳しい資料はまだ見つかっていません。 2回目の訪問は、1953年4月23日から5月13日にかけて、独立十字軍運動のため、「微行」の資格で

    • 【カンボジアニュース】またもや特殊詐欺犯25人逮捕。カンボジアで何が起きているのか?

      日本でも注目され、大きく報道されているこの事件。報道を取りまとめ、現地カンボジアで入手した情報を加えて投稿します。今年3回も特殊詐欺の摘発があったカンボジア。その背景も含めてまとめてみたいと思います。 最新の状況 カンボジアから日本に特殊詐欺の電話をかけたなどとして、日本の警察当局は8日夜、9月から現地当局に拘束されていた20~42歳の日本人の男25人を、日本に移動するチャーター機内で、詐欺と詐欺未遂の容疑で逮捕しました。容疑者は、埼玉県内の複数の警察署に分散して移送され

      • 【カンボジアニュース】日本から捜査員到着、特殊詐欺グループは明日にも移送

        プノンペンで9月に摘発された特殊詐欺グループの日本への送還のために、本日(7日)朝、日本からタイ経由で捜査員が到着しました。明日カンボジア当局からの引き渡しを受け、容疑者をチャーター機で移送の予定です。 9月に発見され勾留されていた日本人容疑者25名は、下記のTBS報道の通り、先月上旬に国家警察中央警備総局の秘密施設から出入国管理総局の不法滞在者収容施設へと移送され、日本側による引き取りを待っていました。捜査当局は拘束された25人以外に指示役らがいる可能性があるとみて組織の

        • 【日本とカンボジア】日本人の違法な二重国籍取得

          日本人の二重国籍は違法 みずからの希望で外国の国籍を取得すると、日本国籍を失い、二重国籍が認められない国籍法の規定が憲法違反かどうかが争われた裁判で、最高裁判所は一昨日10月2日までに原告側の上告を退ける決定をし、「憲法に違反しない」とした判決が確定しました。日本の国籍法は、外国の国籍をみずからの希望で取得した場合、日本国籍を失うと規定していて、二重国籍を認めていません。 東京高等裁判所はことし2月、「複数の国籍を認めると、どの国が個人を保護するかをめぐって国家間の摩擦が

        • 固定された記事

        【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • カンボジアニュース
          カンボジア太郎
        • 昔のカンボジア写真館
          カンボジア太郎
        • 日本とカンボジア
          カンボジア太郎
        • カンボジア生活
          カンボジア太郎
        • カンボジアの歴史と遺跡
          カンボジア太郎
        • カンボジアグルメ情報
          カンボジア太郎

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          【カンボジアニュース】プノンペン特殊詐欺摘発の続報(10月2日現在)

           共同通信等の報道によると、カンボジアの首都プノンペンのアパートを拠点に特殊詐欺をしていたとみられる日本人25人が、11日の摘発で現地捜査当局に拘束されたとみられる事件で、日本の警察がカンボジアに捜査員を派遣していたことが27日、捜査関係者への取材で分かったそうです。現地当局が押収した資料などを分析し、日本での立件を視野に調べた模様です。  捜査関係者によると拘束されたグループは、日本国内で被害が確認された特殊詐欺事件に関与した疑いが持たれており、容疑が固まり次第、日本に身

          【カンボジアニュース】プノンペン特殊詐欺摘発の続報(10月2日現在)

          【日本とカンボジア】日本での難民申請が国別一位に

          例によって、シェムリアップへの長距離移動恒例の執筆です。今日は、日本での難民申請数がなぜか1位となったカンボジアについて、書きながら色々と考えてみたいと思います。 過去 ベトナム戦争の終結やクメールルージュの影響を受けて、日本はいわゆるインドシナ難民の受け入れを迫られました。タイ領内の国境にあったカンボジア難民のキャンプからは、日本としてはそれまでにない規模での難民の受け入れを行いました。その当時にカンボジア国境のタイ領内で発生した多くの日系NGOがその後発展し、カンボジ

          【日本とカンボジア】日本での難民申請が国別一位に

          【昔のカンボジア】53 プノンペン南部、ソビエト病院付近の様子

          プノンペン南部、ソビエト病院付近の様子です。今では、もはや郊外とも呼べない都心の住宅街となっていますが、この頃は中心部から排水された雨水を貯める沼がある、こんな長閑な村のような光景でした。1995年。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

          【昔のカンボジア】53 プノンペン南部、ソビエト病院付近の様子

          【カンボジアニュース】プノンペンに特殊詐欺犯が潜伏中

          今回の件について、様々な関係者から入手した情報をもとに、最新状況をまとめてみたいと思います。 先週月曜日に摘発された特殊詐欺拠点から、拘束後に逃走した少なくとも12名の容疑者のうち、9名は既に再拘束されたとの非公式コメントがあったものの、こちらの3名については再拘束されたとの情報はまだありません。 今回の拠点には、中国系のオンライン詐欺拠点のように、鉄条網による厳重な監視はありませんでしたが、関係者によると行動の自由は制限されていたようです。また容疑者らの食事はプノンペン

          【カンボジアニュース】プノンペンに特殊詐欺犯が潜伏中

          【カンボジアニュース】国家警察と各国との協力

          一昨日の金曜日、9月15日を取り上げてみました。たった1日だけでこれだけの表敬を受けていることがわかります。国際的な犯罪が増加する中、いずれの会談でも、オンライン詐欺や、麻薬犯罪、マネーロンダリング等への対策における二カ国間協力についても話し合われたものと思われます

          【カンボジアニュース】国家警察と各国との協力

          【カンボジアニュース】プノンペンの特殊詐欺拠点摘発のその後

          日系メディア各社報道等をまとめてみます。日本の警察から「オンライン詐欺をしている日本人グループがいる。日本で被害が出た事件に関与している疑いがある」として身柄を確保するよう要請を受け、国家警察が11日にプノンペン市内のアパートを捜索しました。その際、部屋にいた25人を拘束し、パソコンやスマートフォン、マニュアルのような文書を押収しました。11日の夜は拠点でそのまま一晩を過ごすこととなり、翌12日の朝、勾留施設へ移動する前の午前9時30分前後に、複数の容疑者が逃走しました。少な

          【カンボジアニュース】プノンペンの特殊詐欺拠点摘発のその後

          【カンボジアニュース】日本人詐欺グループの容疑者3人が逃走中

          昨晩、日系メディアで報道された通り、日本人を中心とする20人以上のグループが、特殊詐欺に関わった疑いでカンボジアの首都プノンペンで拘束されました。 昨日の第一報はこちら↓ この日本人の特殊詐欺事件との関係性については発表されていませんが、カンボジア国家警察は3名の外国人を捜索しています。国籍や容疑等については公開されていませんが、国家警察担当者によると逃走中の容疑者は日本国籍と推察されるとのことです。 この捜査を担当している部署は、国家警察の中央警備局です。本来は治安維

          【カンボジアニュース】日本人詐欺グループの容疑者3人が逃走中

          【カンボジアニュース】日本人特殊詐欺グループ摘発第3弾はプノンペン

          報道によると、カンボジアの首都プノンペンのアパートメントを拠点に特殊詐欺をしていたとみられる日本人20人以上がカンボジア国家警察当局に拘束されていたことが分りました。他にも数人が逃走しており、当局が行方を追っています。カンボジアを含む東南アジアでは特殊詐欺等の犯罪に関与する日本人が潜伏し、犯罪行為を繰り返すケースが相次いでいます。またその潜伏する基盤は、現地に根付いた日本人の反社勢力が受け皿になっていると言われています。その受け皿は従来の暴力団組織と異なり、暴力団対策法に対応

          【カンボジアニュース】日本人特殊詐欺グループ摘発第3弾はプノンペン

          【カンボジアニュース】タイの入管施設から逃走した日本人詐欺犯とカンボジアの関わりを発見

          昨日パタヤで逮捕された八木容疑者について、まず報道をまとめます。 日本で詐欺の疑いで逮捕状が出ている八木佑樹容疑者(35)は9日、タイの首都バンコクで裁判所から入管施設に戻った際に、護送車を奪い逃走しました。八木容疑者は、近く日本に強制送還される予定でした。9日午後に車で裁判所から戻った際に足の痛みを訴え、担当者が車椅子を用意している隙に運転席に乗り込んで逃走し、車は施設から約5キロ離れた場所で見つかりました。 フジテレビの独自報道によると、八木容疑者はその後電車に乗り、

          【カンボジアニュース】タイの入管施設から逃走した日本人詐欺犯とカンボジアの関わりを発見

          【カンボジア生活】中国不動産バブル崩壊で、カンボジアへの影響は?

          最近、カンボジアに投資をしている友人等から、中国の不動産バブル崩壊がカンボジアにどのような影響を及ぼすと思うかとの質問を受けることが多くなりました。昨晩明かりが乏しい高層アパートメントが立ち並ぶ、現在のプノンペンを眺めてふと思ったことを徒然に書いてみました。 昔はどうだったのか? 私がカンボジアに来た頃は、プノンペン都中心部で高い建物と言えば、セントラルマーケット脇のダイヤモンドホテルでした。確か7階建てだったと思いますが、その屋上からは360度プノンペンを一望できた記憶

          【カンボジア生活】中国不動産バブル崩壊で、カンボジアへの影響は?

          【昔のカンボジア】52 バッタンバン中心部の川沿いの道

          長年の内戦を経たものの、まだまだフランス植民地時代の古い町並みが残っていました。1994年。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

          【昔のカンボジア】52 バッタンバン中心部の川沿いの道

          【昔のカンボジア】51 托鉢の僧侶と氷屋

          朝、プノンペンの路地では、托鉢をしている僧侶や、おが屑をまぶして氷を保管している氷屋が、あちこちで見かけられました。停電も多く、高価な冷蔵庫はまだ普及していませんでした。また冷蔵庫の多くは日本製の中古で、たいていの家には変圧器がありました。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

          【昔のカンボジア】51 托鉢の僧侶と氷屋