カンボジア太郎

人生の半分以上をカンボジアで過ごし、セミリタイヤした今もカンボジアで暮らすおじさんの備…

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人生の半分以上をカンボジアで過ごし、セミリタイヤした今もカンボジアで暮らすおじさんの備忘録。テレビ番組のコーディネートやコンサルなどの一部事業は現役で続けています。ご連絡はcambodiatarojapan@gmail.comまで。

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【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

まだ使い勝手が分かっていませんが、はじめての投稿です。来年の日本カンボジア国交樹立70周年記念に向けて、両国間の隠れた交流や歴史などいろいろ調べていますが、まずは終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について簡略にまとめてみました。 1952年の春に、ラ・マルセイユ号で観光客として初めて日本を訪れています。残念ながら、どこに行かれたのか、詳しい資料はまだ見つかっていません。 2回目の訪問は、1953年4月23日から5月13日にかけて、独立十字軍運動のため、「微行」の資格で

    • 【日本とカンボジア】カンポット州タニで建設された幻の日本軍飛行場

      カンポット州に地元民が「日本平原」と呼ぶ場所があります。第二次大戦時に日本軍が飛行場を作った跡地だと言われていますが、何も痕跡は残っておらず畑があるだけでした。古老によると飛行場で使用されていた砂利等の資材は、長年にわたって近隣住民が再利用していたそうです。 衛星写真で調べてみると、滑走路の痕跡が確認できます。戦史ではコンポントラーチに飛行場があったようですが、ここは40kmも離れています。果たして同一の飛行場なのでしょうか。謎を解き明かしてみようと思います。 ----

      • 【カンボジア生活】TSUTAYAが来年プノンペンに進出予定

        カルチュア・コンビニエンス・クラブと双日の合弁会社であるTSUTAYA BOOKS Malaysia Sdn. Bhd.は、カンボジアでデベロッパー事業やホテル事業などを展開するUrban Living Solutions Co., Ltd.と、カンボジアにて、2034年までに「TSUTAYA BOOKSTORE」を6店舗出店する旨のフランチャイズ包括契約を締結したと発表しました。 2025年にはカンボジアの首都プノンペンに、カンボジア1号店目の「TSUTAYA BOOKS

        • 【カンボジアグルメ情報】カンポットの鶏ご飯

          胡椒の産地としても有名なカンポットの旧市街にある、華人の鶏ご飯のお店で、遅めの朝ご飯を食べています。鶏ガラで炊いたご飯が絶品です。 実はカンボジアにはアンコール王朝の時代から胡椒は存在したものの、特産品ではありませんでした。近世になってから、潮州や海南島出身の中国移民によってカンポットで胡椒農園の開発が始まったと言われています。 その子孫が経営するこのお店。昔からカンポットに来ると必ず食べに来る店ですが、看板にはクメール語だけで「海南鶏飯」と大きく記されています。店の中を

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          【カンボジアニュース】北朝鮮がテロを準備中と韓国当局が発表、警戒対象にカンボジアも

          北朝鮮が韓国大使館関係者や一般国民に対してテロを準備中との情報があり、韓国政府は2日付でカンボジアを含む5つの在外公館について、テロ対策のレベルを「関心」から「警戒」へと2段階引き上げました。 (テロ対策は「関心」「注意」「警戒」「深刻」の4段階に設定されており、「警戒」はテロが実際に起こる可能性が高い状態を意味します。) 韓国国務調整室対テロセンターと韓国外交部は2日に「テロ対策実務委員会」を開催し、カンボジア、ラオス、ベトナムの大使館とロシアのウラジオストク、中国の瀋陽

          【カンボジアニュース】北朝鮮がテロを準備中と韓国当局が発表、警戒対象にカンボジアも

          【日本とカンボジア】トヨタの組み立て工場が完成

          昨日プノンペン経済特区で、豊田通商の自動車組立工場の完成式典があり、参列してきました。 マネット首相以下多数のカンボジア政府高官や、植野篤志特命全権大使の臨席のもと、式典は盛大に開催されました。首相は「カンボジアの経済発展に大きく寄与する」と評価するとともに「従業員への職業訓練とともに、国内企業からの部品調達を検討してほしい」と裾野産業の広がりにも期待を表明していました。 式典の後には工場見学が行われました。投資額は3680万ドルで、生産能力は年間6000台。ピックアップ

          【日本とカンボジア】トヨタの組み立て工場が完成

          【カンボジアニュース】日本語を話すカンボジア人に、高給で怪しい仕事の勧誘が多発

          最近シェムリアップでは、日本語が話せるカンボジア人を対象に、高額の仕事を勧誘や斡旋する事例が多数聞こえてきます。仕事の内容は日本語文章の校正や、日本人とビデオチャットで世間話するなどの簡単なものであるとの説明で、優秀な人は月給1万ドルになると説明されることもあるようです。 最近では、コロナの影響で撤退した日系旅行会社の事務所スタッフがまとめて採用されたり、シェムリアップで日本人に雇用されていたスタッフが引き抜かれる事例も散見されます。 雇用形態は、日本人が代表を称する現地

          【カンボジアニュース】日本語を話すカンボジア人に、高給で怪しい仕事の勧誘が多発

          【カンボジアニュース】東南アジアに熱波、カンボジアでは最高気温42℃の可能性

          東南アジアや南アジアで、記録的な暑さが続いています。カンボジアでは首都プノンペンで40℃を記録したほか、タイの首都バンコクでは4月22日に42℃を記録し、タイ保健省は熱中症が原因と思われる死者が30人を超えたと発表しています。バングラデシュでは首都ダッカで40.5℃を記録し58年ぶりの猛暑となり、ラオスやベトナムでも4月として記録的な高い気温となっています。 カンボジアの水資源気象省によると、近年でも異例の熱波により最高気温は42℃まで上昇する可能性があると言われています。

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          【カンボジアニュース】日本の鉄道車両がカンボジアに到着

          JR北海道の「キハ183系」がカンボジアに売却され、本日27日カンボジアのシアヌークビル港に到着しました。 昨年3月に定期運行を終えたJR北海道の特急型ディーゼル車「キハ183系」の11両が、カンボジアの鉄道会社「ロイヤル鉄道」へ売却され、15日に函館から出港していました。改修後はプノンペンからタイ国境までの路線で使用予定です。 キハ183系は旧国鉄によって1979年に開発され、特急「北斗」「オホーツク」などとして運行していました。中古鉄道車両の輸出実績がある東京の貿易商

          【カンボジアニュース】日本の鉄道車両がカンボジアに到着

          【カンボジアニュース】日本を含む7カ国と租税条約(二重課税防止協定)を協議中

          二重課税防止協定(DTA)の発効によって、税制の違いで生じる二重課税を防ぐことによる投資環境の改善が進むとともに、脱税及び租税回避の防止が期待されています。 カンボジア政府は、日本など7カ国との間で協定締結に向けた協議を進めています。日本は既に86本の条約等により、既に155の国や地域を対象に租税条約のネットワークを持っています(2024年4月1日現在)が、これにカンボジアも加わることが期待されています。ただし財務省の「現在の正式交渉国」のリストにはカンボジアの名前は確認で

          【カンボジアニュース】日本を含む7カ国と租税条約(二重課税防止協定)を協議中

          【カンボジアニュース】1月に送還された特殊詐欺犯の裁判が即日結審。その裁判でわかった事実とは。

          今年1月31日にカンボジアから日本に強制送還された4人のうち、12月10日にシアヌークビルで拘束されバンコクから成田への移送の機中で逮捕された3人のグループがいました。そのうちの1人で、さいたま市在住の27歳無職男性の初公判が、4月19日にさいたま地裁でありました。 起訴状によると、被告は共犯者らと共謀し、昨年12月、横浜市の女性(75歳)の息子などになりすまして、この女性から現金約102万円をだまし取った事件に関与したとされています。検察側の冒頭陳述によると、被告は知人の

          【カンボジアニュース】1月に送還された特殊詐欺犯の裁判が即日結審。その裁判でわかった事実とは。

          【カンボジアニュース】韓国とカンボジアの連携で中国人犯罪者を逮捕

          昨年4月、韓国ソウルの江南区の学習塾エリアで、「麻薬ドリンク事件」が発覚し注目を集めました。 記憶力が増強され集中できるドリンクの無料試飲会を謳い、覚せい剤(メタンフェタミン)入りドリンクを少なくとも13人の青少年に提供し、後から保護者9名に対して警察に通報すると脅迫した事件です。保護者のうち6名が脅迫に従いお金を支払いました。 昨年10月に韓国で逮捕されたGil容疑者については既に懲役15年の有罪判決が下されています。また事件後中国に逃走した27歳の共犯者Leeについて

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          【カンボジアニュース】シアヌークビルの治安維持を議題とする高官会議が開催

          4月5日、シアヌークビル州警察本部において、州の治安維持を議題とする特別会議が開催された。会議はソー・ソカー副首相兼内務大臣が主催し、州知事ら地元関係者のほか、シアヌークビルの治安問題についても統括することになったと噂されているディ・ヴィチア国家警察副長官兼中央治安局長やソック・ヴェアスナ出入国管理局長などが参加した。 会議後の州知事のコメントによると、シアヌークビルでは3月6日から4月2日の間に、5つのオンライン詐欺拠点が摘発され、2,000人以上が逮捕された。ソカー副長

          【カンボジアニュース】シアヌークビルの治安維持を議題とする高官会議が開催

          カンボジア太郎の備忘録「スキ」ランキング

          ブログを始めて1年と数ヶ月が経ちました。noteでスキが多かった記事をランキングしてご紹介します。ここ半年は投稿をサボりがちでしたが、もう少し頻繁に投稿しようと思います。 カンボジア太郎の備忘録「スキ」ランキング 1位 【カンボジア生活】中国不動産バブル崩壊で、カンボジアへの影響は? 2位 【カンボジアニュース】またもや特殊詐欺犯25人逮捕。カンボジアで何が起きているのか? 3位 【カンボジア生活】不動産購入時のリスク管理となるポイント 4位 【日本とカンボジア】中

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          【カンボジアニュース】台湾系オンライン詐欺拠点からタイ人のみが救出

          タイ警察の発表によると、3月16日(土曜日)にタイ国境に近いカンボジアのオドーメンチェイ州で、オンライン詐欺集団からタイ人19人が救出された。 対策本部の司令官ナット・スリイン少将によると、タイ当局は先週木曜に、詐欺拠点にいるタイ人被害者から助けを求める電話を受け、カンボジア当局に通報。土曜日にカンボジア当局が19人を救出し、タイに送還した。関係者の情報によると、摘発された拠点はオドーメンチェイ州オスマッチにあるカジノ複合施設。 救出された被害者によると、拠点から逃げ出す

          【カンボジアニュース】台湾系オンライン詐欺拠点からタイ人のみが救出

          【カンボジアニュース】エアアジア・カンボジアが運行開始

          2024年5月2日よりエアアジア・カンボジア初の定期便として国内3都市(プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル)を結ぶ路線を開設すると発表しました。現在、プロモーションとして6,000席の無料予約受付中です。 コロナ後高騰していた国内便が値下げされることが期待されています。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

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