カンボジア太郎の備忘録

人生の大半をカンボジアで過ごし、今でも暮らすおじさんの備忘録。2021年に脳卒中を患い…

カンボジア太郎の備忘録

人生の大半をカンボジアで過ごし、今でも暮らすおじさんの備忘録。2021年に脳卒中を患い、貿易、物流等の主事業はセミリタイヤ。メディアコーディネートやコンサル等は、今でも現役で楽しく続けています。連絡はcambodiatarojapan@gmail.comまで。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

まだ使い勝手が分かっていませんが、はじめての投稿です。来年の日本カンボジア国交樹立70周年記念に向けて、両国間の隠れた交流や歴史などいろいろ調べていますが、まずは終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について簡略にまとめてみました。 1952年の春に、ラ・マルセイユ号で観光客として初めて日本を訪れています。残念ながら、どこに行かれたのか、詳しい資料はまだ見つかっていません。 2回目の訪問は、1953年4月23日から5月13日にかけて、独立十字軍運動のため、「微行」の資格で

    • 【カンボジアニュース】プノンペン近郊でオンライン詐欺拠点摘発 1000人規模の逮捕

      本日24日午後、プノンペン郊外約30kmに位置する大規模オンライン詐欺拠点で、国家警察のディ・ヴィチア副長官兼中央治安局長の指揮により、大規模な摘発が行われました。当局関係者によると1000人規模での拘束が行われているとのことです。 この拠点のオーナーは、先だって運転手である警察官が射殺され、誘拐された中国人です。もともとはNAGAカジノの金貸しから台頭し、現在は国会正面にあるホテルのオーナーでもあると言われています。誘拐から数週間後に解放されたとの当局情報が一部で報道され

      • 【雑文】相次ぐ「闇バイト強盗」の裏側

        秋山元警部は「闇バイト強盗」の再発生を予期していた。闇バイト強盗が起こる仕組みは、平成4年に暴力団対策法ができみかじめ料など今までの収入が減少し、オレオレ詐欺で稼ぐようになったことに由来している。暴力団同士での特殊詐欺グループの売買も行われている。 そういったグループが特殊詐欺だけにとどまらず、様々な犯罪を行うグループに成長。闇バイトで集めた末端要員(受け子やかけ子など)のうち、話術などの能力がなく特殊詐欺で使えない人間が、タタキ(強盗)に回される。 暴力団にはそれぞれシ

        • 【雑文】連続強盗事件の背後にトクリュウの影、ルフィの次は、ジョジョなどの名前も

          関東で一連の強盗事件が相次ぐ中、警視庁は本日18日にも神奈川県警、埼玉県警、千葉県警との合同捜査本部を立ち上げることを決定しました。闇バイトで実行役を募り、組織的に強盗を繰り返すグループがあると思われます。 直近では昨日、千葉県の住宅で強盗事件が発生。現場から行方不明だった娘を警察が保護し、監禁の疑いで男を逮捕しました。警察は、関与したとみられる他の容疑者の行方を追っています。その他の事件ではガラスを割って押し入り、住人を縛って脅す乱暴な手口のほか、全身を殴られ殺される事例

        • 固定された記事

        【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

        マガジン

        • カンボジアニュース
          15本
        • 昔のカンボジア写真館
          21本
        • 日本とカンボジア
          19本
        • カンボジア生活
          21本
        • カンボジアの歴史と遺跡
          4本
        • カンボジアグルメ情報
          2本

        記事

          【雑文】地球の歩き方カンボジア編のKindle版(電子書籍)が今日だけ特売499円

          地球の歩き方カンボジア編のKindle版(電子書籍)が、今日だけ特売です。なんと499円。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

          【雑文】地球の歩き方カンボジア編のKindle版(電子書籍)が今日だけ特売499円

          【カンボジアニュース】世界銀行の半期報告|GDPは順調に成長するが、不動産不況と不良債権増加に懸念

          世界銀行は、10月7日に「東アジア・大洋州地域半期経済報告」を発表しました。報告書では、東アジア・大洋州地域の途上国は、世界の他の地域よりも急速な成長を続けているが、パンデミック前には及ばないと評価しています。 カンボジアの物価上昇率は2022年に5.5%まで上昇したものの、2024年は2.2%に低下すると予想されています。また今後は2025年2.2%、2026年2.2%と安定する見込みです。 経済成長については、2024年のGDP成長率予測を5.3%(2024年4月予測

          【カンボジアニュース】世界銀行の半期報告|GDPは順調に成長するが、不動産不況と不良債権増加に懸念

          【カンボジアニュース】プノンペンの地価は深刻な下落傾向

          カンボジアの地価は深刻な下落傾向にありますが、10月4日のディプロマット紙報道によると、ナイト・フランクが発表した指数では、プノンペンの住宅地とオフィス地の平均価格は、2020年第2四半期から2024年第2四半期の間に、それぞれ34.5%と35.7%と大幅に下落していることがわかりました。これらの情報については、筆者が7月の投稿「不良債権が急増、不動産は下落が続く」で発信していました。カンボジア国内で懸念されていた噂が、海外でも注目されるようになってきました。 またCBRE

          【カンボジアニュース】プノンペンの地価は深刻な下落傾向

          【カンボジアニュース】特殊詐欺グループ12人を日本に移送し逮捕

          8月にベトナム国境バベットで保護され、カンボジア当局によって勾留されていた12人は、昨日6日午後に、プノンペンからバンコクとクアラルンプールに向けて出発する2便に分かれて移送されました。 今日未明に日本の領空に入ったところで、連行している茨城県警や宮城県警など4県警による合同捜査本部の捜査員に、特殊詐欺に関与した疑いで逮捕されました。成田空港と羽田空港にそれぞれ到着した容疑者は、茨城県内の複数の警察署に移送され、取り調べを受けることになっています。警察は特殊詐欺グループの実

          【カンボジアニュース】特殊詐欺グループ12人を日本に移送し逮捕

          【カンボジアニュース】カンボジア拠点の特殊詐欺グループ残党をフィリピンで身柄拘束

          TBS報道によるとフィリピン当局は、カンボジア拠点の特殊詐欺グループのメンバーとみられるササキ・ヨウヘイ容疑者(36)の身柄を、今月1日にマニラの路上で拘束したと本日発表しました。男には日本から逮捕状が出ていて、今後、強制送還される見通しです。 ササキ容疑者は過去に日本で勤めていた介護施設で、入居していた高齢者にうその投資話を持ちかけ、300万円以上をだまし取ったなどとして、埼玉県の裁判所から逮捕状が出ているということです。 また、ササキ容疑者は、カンボジアを拠点としていた

          【カンボジアニュース】カンボジア拠点の特殊詐欺グループ残党をフィリピンで身柄拘束

          【カンボジアニュース】カンボジアに逃亡し、タイで逮捕されていた八木容疑者が、別の詐欺で再逮捕、カンボジアでは他の犯罪者も潜伏中の可能性

          新型コロナの給付金詐欺を起こした後、カンボジア、タイに逃亡し、大阪府警に逮捕された八木佑樹容疑者が、新たに詐欺の疑いで10月2日に再逮捕されました。関西テレビの報道などによると、動機について「海外移住がしたくて詐欺をしていた」と供述しています。八木容疑者は新型コロナウイルスの持続化給付金100万円を騙し取った疑いで逮捕されていましたが、同様の手口で給付金900万円を騙し取った疑いで再逮捕されたものです。 当初カンボジアに潜伏していた八木容疑者は、何らかの理由でタイに移動した

          【カンボジアニュース】カンボジアに逃亡し、タイで逮捕されていた八木容疑者が、別の詐欺で再逮捕、カンボジアでは他の犯罪者も潜伏中の可能性

          【カンボジアニュース】シアヌークビル特殊詐欺事件のリクルーター役2人逮捕 

          カンボジアのシアヌークビルを拠点にした特殊詐欺グループのメンバーを集める「リクルーター」役だったとして、警視庁暴力団対策課などはいずれも職業不詳の東京都北区の吉田武生(46)と埼玉県川口市の氏家利洋(40)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕し、3日に発表しました。 2023年4月、カンボジア南部シアヌークビルのメアリービーチホテルを拠点に特殊詐欺の電話をかける「かけ子」役の日本人の男19人が日本に移送され、警視庁が男らを詐欺容疑で逮捕しました。その後、別のリクルーター役の男2人も逮

          【カンボジアニュース】シアヌークビル特殊詐欺事件のリクルーター役2人逮捕 

          【カンボジアニュース】キハ183の旅客試験運行開始

          10月2日、カンボジアの鉄道を運営する民間会社ロイヤル鉄道は、JR北海道から輸入したキハ183系を利用し、プノンペンからシアヌークビルまでの旅客試験運行を行いました。 事前にロイヤル鉄道から発表されていた9月28、30日、そして10月1日はいずれもキャンセルになったとの未確認情報で、この日が初試験運行だったと思われます。 車内の写真は皆さん非常に楽しげで、昔の日本の鉄道旅の特別な時間の空気感が感じられます。 昨日、10月3日に、ロイヤル鉄道からの直前告知がありました。本

          【カンボジアニュース】キハ183の旅客試験運行開始

          【カンボジアニュース】8月に保護の日本人12人に逮捕状、来週にも移送か

          8月にベトナム国境バベットで現地当局に保護された日本人12人に対して、日本の警察が詐欺の疑いで逮捕状を取ったことがNHKによって報道されました。日本に特殊詐欺の電話をかけて現金をだまし取った疑いがあるとして、12人は来週にも日本に移送される見通しで、茨城、県警などの合同捜査本部は逮捕してグループの実態解明を進めることにしています。 報道や関係者などによると、助けを求める邦人からの連絡を受けた日本大使館からの要請を受け、カンボジア国家警察がバベットの拠点を摘発したところ、拠点

          【カンボジアニュース】8月に保護の日本人12人に逮捕状、来週にも移送か

          【カンボジアニュース】日系金融機関に清算命令 

          ウェッジホールディングス(東京都江東区)は9月17日、タイの持分法適用関連会社で金融事業を行うグループリース(GL)のカンボジア子会社GLファイナンス(GLF)が、9月12日付でカンボジア国立銀行から、ファイナンスリーシングライセンスを取り消し、会社の清算を命じる通知を受けたと発表しました。書簡には15日以内に独自に精算人を選定する必要があると記載されていたようです。GLFは事実の確認と対応について法律顧問と協議中だとしています。 GLFは2012年設立で、オートバイローン

          【カンボジアニュース】日系金融機関に清算命令 

          【カンボジアニュース】不動産の不良債権急増で大手銀行が契約違反

          S&P Global Ratingsが9月12日に発表した「Your Three Minutes In Cambodian Banking:Covenant Breaches Point To A Survival Of The Fittes」によると、カンボジアの3つの大手金融機関、ACLEDA Bank、Hattha Bank、LOLC はいずれも契約におけるコベナンツ違反であると指摘しています。コベナンツ違反とは、金融機関が機関投資家との借入契約で定められた財務比率等の

          【カンボジアニュース】不動産の不良債権急増で大手銀行が契約違反

          【カンボジアニュース】官民合同会議で日本人の安全や犯罪に対する懸念について言及

          第28回カンボジア・日本官民合同会議が開催され、植野篤志日本大使とスン・チャントール副首相兼カンボジア開発評議会(CDC)第一副議長が共同議長を務めました。 この取り組みは、2007年6月14日に安倍晋三首相(当時)とフン・セン首相(当時)が署名した日カンボジア投資協定の締結を受けて設置された2国間の枠組みで、年に2回カンボジアに進出した日系企業が抱える投資環境上の課題を政府に提言する、日本特有の取り組みです。 地元紙キリポストでは「サイバー詐欺と人身売買の増加が日本の投

          【カンボジアニュース】官民合同会議で日本人の安全や犯罪に対する懸念について言及