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大きな挑戦

プロジェクトにかける今西の想い

当ページをご覧いただき、ありがとうございます。
NGO CBBに長期インターンとして参加している(現 日本語教師・広報)の今西 雄飛です。
私は、2019年6月から長期インターンとしてカンボジアに入りました。

「カンボジア経済成長率7%」「平均年齢24歳」と聞くと、カンボジアはものすごい勢いで発展しているから、カンボジアに支援は必要ないという人がいますが、農村部に行くと学校に行きたくても、行けない中高生がたくさんいるのが現状です。

彼らの家を訪問し学校を辞めた理由を聞くと、多くの場合は「学校に行きたいけど、働き手がいないから辞めざるを得なかった」と言います。

そんな状況を変えたいと強く思い、中退した中高生の溢れる可能性を広げるための「復学支援プロジェクト」の立ち上げを行っています。

子どもたちが復学するにあたって必要な費用を集めるべく、9/2からクラウドファンディングに挑戦します。

カンボジアの教育事情

1970年代のポルポト政権時代に公務員、学校の先生、医者、弁護士などの教養を身につけてる人々、そして「眼鏡をかけている」という理由だけで「知識人」とみなされ虐殺された時代がありました。その数は約4年の間で100万人から200万人にのぼり、当時のカンボジアの人口、約3分の1を占めます*。
*外務省:カンボジア情勢:1 歴史

その影響で、東南アジアの中でも特にカンボジアは教育水準が低いと言われています。

上記のデータはカンボジアの純就学率のデータを表したものです。

純就学率とは、ある学年に在籍すべき年齢の人口に対する、その学年に在学すべき年齢の生徒数の割合。
つまり、進むべき年齢でどの程度の割合の人が学校に通えているのかを表したもの。

中等教育就学率は2017年時点で46.1%で2人に1人が中学校に通えていない現状があります。

高等教育就学率に関しては13.1%で約10人に1人しか通うことができていません。

カンボジアでは子どもが「労働力」として考えている親も少なくありません。

<貧困の負のサイクル>

貧困の負のサイクルから抜け出すためには「教育」が鍵を握っています。

教育に対する親の認識は経済的地位によって形成されています。

経済的に恵まれ教育を受けた親は、子どもにも質の高い教育を受けさせる傾向があります。

経済的に貧しい人々や恵まれない子どもの間では、教育に対する理解はなされないままです。

カンボジアでは働き手がいないという理由で学校に行きたくても、行けないケースがあるため、中高生が退学せざるを得ない状況があります。

もちろん本人がそうしたいのであれば、それは我々の出る幕ではないですが、問題は本人は出稼ぎに行きたくない、もしくは勉強を続けたいという場合です。

そのような「本人の意志だけではどうすることもできないこと」を手助けするため、CBBは、退学した中高生を対象に復学支援・大学進学支援プロジェクト=「住み込みプロジェクト」 を立ち上げました。

中退してしまった中高生をNGO CBBが受け入れ、日本人インターン生と生活を共にし復学を目指します。

復学がゴールではなく、高校進学・大学進学を目指します。
このプロジェクトをより持続的なものにしていくためには、皆さんのご協力が必要です。

皆さんへお願い

国際協力と聞くと難しくて専門性がないとできないと思っている方も多いようですが、私は誰にでもできることがあると思っています。

自分のできることを、できる範囲でお力貸していただけると嬉しいです。

「寄付」はできなくても、SNSで「拡散すること」は誰でもできます。

SNSで「拡散すること」はできなくても、「家族や友達に聞いた話を伝えること」はできます。

最後まで全力で駆け抜けますので、みなさんのできる形で、応援・協力の程よろしくお願い致します。

自己紹介

1997年生まれ。大阪府出身の22歳。立命館大学4年次休学中。
2017年8月カンボジア農村部の小学校を訪問し、学校に行けない子供達がいて大きな衝撃を受ける。
2018年1月クラウドファンディングで42万5000円の資金調達をし、日本語ボランティアスクールを建設。約30人の子どもに日本語教育の機会を提供。
しかし思わぬトラブルが続き、運営できていない現状が続いております。
カンボジア人によるカンボジアの支援のあり方を学ぶべく、2019年6月から半年間「NGO CBB」にてインターンしています。

#私の仕事 #熟成下書き #カンボジア #復学支援 #NGO



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