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ストロボライティングで撮る花009(六甲高山植物園)

六甲山にある植物園は、標高が高いせいで高山植物などを見ることができる。有名なのは青いケシの花など。また、北緯の高い場所に生息するエゾゼミがおり、ジージー鳴いているのが聞こえてくる。


●カノコユリ

その特徴的な鹿の子の柄がかわいらしい。下に向かって咲くので、カメラのアングルだけでなく照明も低くしなければならない。

●サワギキョウ

比較的背の高い植物をストロボライティングで撮るには、ストロボの出力を最大限にしても足りない時がある。そういう意味では、このサワギキョウは撮るのを一瞬躊躇する。

●シラヒゲソウ

白い花の造形を克明に描写するのはなかなか難しく、かなり斜めからかすめるように光を当てる必要がある。このシラヒゲソウのヒゲはかなり細かいので苦労するものの、苦労に値する造形の植物である。

●アサマフウロ

ちょうどアブが飛んできた瞬間にシャッターを切った。ストロボライティングなら、高速運動する昆虫の羽根も克明に描写することが可能。

●ツリフネソウ

ツリフネソウは、実際には小さな花でありながら奥行きのある構造をしているので、ピントにはかなり気を遣う。目一杯絞ったとしても、ピントが合っているのはやはり1点なので、花の口の部分にピントを合わせている。

●ホトトギス

ホトトギスは、模様だけでなく花の構造も面白い。ただしこれも小さな花であるから、葉の存在感も欲しいと思ってライティングを調整している。

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