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α3700iとの再会

かつて、ボクのメインカメラがMINOLTA α7700iだった頃、サブカメラとしてα3700iを購入したことがある。
このカメラはプログラムAEしか使えないカメラで、とてもα7700iのサブカメラにはなり得なかった。もちろんそのことは事前に分かっていたことだったのだが、α3700iのシャープで精悍な外観に、何やら高性能な雰囲気を感じてしまった。そしてサブカメラという口実をつけて買ってしまったのだ。

そして最近、リサイクルショップ「WonderREX」に330円でジャンクとして売られているのを見付けた。それは他のジャンクに比べるとかなり程度が良かったので気になったものの、今さらフィルムカメラを買うのも金のムダ。余計な迷いが無くなるよう、誰か買ってくれないだろうかと願いながら元の場所に置いた。

けれども、その後2回行ってもまだ売れておらず、ついに3回目にしてこのカメラを買ってしまった。値段は最初に見た時と変わらず330円。

<330円で再購入したMINOLTA α3700i>

それにしてもこのカメラ、一眼レフでありながらコンパクトにまとまって非常に精悍な顔つき。今手にしても何やら隠れた能力を秘めているような感じがある。こんなデジタル一眼レフがあったら良かったのにと思う。

それにして当時のフィルムカメラの進歩はすさまじく、21世紀になったらどんなカメラになるんだろうかと思ったものだったが、今のデジタルカメラを見ると、当時ほど進んでいるように思えないのが不思議。ただ単に電子データを扱うようになっただけ。

昔はもっと何と言うか、違う世界に突入した感があったものだった。被写体の動きを予測して先回りするAFだとか、超音波でレンズを駆動したりだとか、フィルムカメラの時代は先進性のデパートだったように思い出す。

ところでせっかく再開したα3700iであるから、撮影テーブルで撮影した。
こんな感じでちょっと間に合わせの材料で組んだセットだけれども、いちおう基本さえ押さえておけば何でも良い。

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