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情けない自分を愛してくれた、好きだった人へ

Kへ

冷めきったKへ、最後の手紙を書こうと思います。
これまで、「手紙」は誰かに伝えるために書いてきたけど、これほど行き場がなく、投げやりで、果たして誰に向けて書いているのかがわからなくなる文はなかなか書いたことがないので、明日には僕のこれまでの"過去の手紙"と一緒に燃やしてくれると嬉しいです。

Kと別れてからは1か月。
仕事は忙しいのに、平日の夜がこんなに長かったんだと気づいたよ。
土日、昔は一人で行ってた図書館もサウナもカフェも、最近はよく人と行くようになりました。


付き合ってるときには、日常であった出来事を気軽に話したり、次の土日の予定をぼんやり一緒に考えたりするのがとても楽しくていつも頑張るパワーをもらってました。
けどそんな日常が当たり前になって、だんだんとKを不安にさせたり、寂しい思いをさせる行動をとってしまった。Kはもう付き合っていく気はないと、時間をかけて決めたって泣きながら言ったよね。今思えば、Kが我慢して我慢して、何度も気づかせるチャンスを僕に与えてくれていた。なのにそれに気づけなかった。情けなくてごめんなさい。そろそろ僕も前を向かないといけない。この恋愛で学んだことを次の恋愛に生かしていかないといけない。そんなことはわかっているけれど、今はKより好きになれる人に出会える気がしないです。まずはKにもらった手紙を捨てることから始めようかな。本当に今までありがとう。
陰ながらいつまでも応援しています。


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