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Original My Novels

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ショートショートの小説。夢日記。体験、経験したことを小説化。 内容によっては有料化。
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2021年5月の記事一覧

乗り越える

乗り越える

私、頑張る。

彼女は大きな目をさらに大きく、前を見つめて
私に言葉を放った。

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逃げるは恥だが、役に立つ

逃げるは恥だが、役に立つ

なんで行ってくれないの。わからない。腑に落ちないわ

そりゃそうだろう。
じぶんは、右から左に情報を伝えただけ。

相変わらずいやになる。自分が。
聞いたこと、言うべきことを急いだために。起きたこと。

お客さんが、担当を変わってほしいって。いいかな。

そんな一言を放ってから、見る見るうちに顔色が変わっていく彼女の顔を見つめていた。

ああ。言ってしまった。もっと考えるべきだった。
もう遅い。言

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河の流れは変えられる

河の流れは変えられる

まじでか。あいつも結婚か。

2019年の大晦日。
天変地異に襲われた日本列島。奇々怪々な芸能ゴシップ。不可解な理由で起きた殺人事件。政府の陰謀が見え隠れする政局がうずまく日本。そんな年の最後の日。

僕にとって、どんなことよりも、大晦日最後の日の一大事だった。

まぁ考えてみれば至極当然。そりゃそうだ。お互いに30半ば。ここまで馴染みでも人生はひとのもの。自分がどうこうできるもんでもない。

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渡り鳥は、わたっていく

渡り鳥は、わたっていく

「キスをしてほしい」
エレベーターで二人きりになったとき、突然彼女はそういった。
いつも、相談するときには、いちばんに来てたし、その純粋なまっすぐな眼で、上目づかいに聞いてきた。

まさか、そんな言葉が彼女から出てくるとは。想定外だった。

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あの子はグラファー

あの子はグラファー

あ、写真撮影してる。
町の郊外の山のすそ野に広がる広い公園だ、遠くには、泊るような大きな施設もある。

その子は、子供の遊具にモデルの子を乗せ、カメラマンとして写真を何枚もとっていた。周りには撮影クルーが何人か。まだ駆け出しだからなのだろう。数人程度。でも彼女の顔つきはプロそのもの。ちょっと大きめのつなぎの服に、長めのスカート。秋色が目立つ。

まさか気づくまいと、横を遠巻きにぐるりと回る。
どこ

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