ましゅまろ

季節や時々の心情を短い文章で綴り残します。

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記事一覧

たね取って 差し出すイチゴ 幼子の無垢なまなざし 愛しかるらん

短歌

1

晩春の風に誘われ つと見上げればうす紫の花微笑みて

短歌

2

白藤の ひと房揺れて 君を追う

一行詩

1

桜花先なき目にはただ霞

一行詩

2

がんばるよ言ってはみたが気は晴れず

一行詩

1

花筏 小魚はねる太田川

一行詩

野草さえ命輝く時あるも

一行詩

3

一行詩

老醜をかこちてなんの桜花

2

何気なく命はぐくむ春の雨

一行詩

1

春めいてダウンジャケットの恥ずかしき

一行詩

3

白菜を卵でとじて一週間

日常詩一行

3

面影も今は昔か雪の花

心情一行詩

2

帰りたし椿群れ咲く湯の国へ

今は昔、遠い記憶のかなたの生まれ故郷。

1

雪の箱

ふうわり  ふわり 雪が舞う。 道に屋根にと舞い落ちる。 ふわりと舞って すぐ消える。   こころの中にも雪は舞う。 想いの雪は積もり積もって 凍りゆく。 かちん …

3

憂い捨て雪気とともに旅ゆかん

一行詩

5

想いつつ恋と気づかず幾星霜

気づいたのはつい、最近。 16~17歳のころの事。

1
一行詩

一行詩

老醜をかこちてなんの桜花

帰りたし椿群れ咲く湯の国へ

帰りたし椿群れ咲く湯の国へ

今は昔、遠い記憶のかなたの生まれ故郷。

雪の箱

雪の箱

ふうわり  ふわり

雪が舞う。

道に屋根にと舞い落ちる。

ふわりと舞って すぐ消える。

 
こころの中にも雪は舞う。

想いの雪は積もり積もって
凍りゆく。

かちん かちんと四角に凍る。

秘めた想いが凍りつく。

想いつつ恋と気づかず幾星霜

想いつつ恋と気づかず幾星霜

気づいたのはつい、最近。
16~17歳のころの事。