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“ Yellow / 沢井原兒&Bacon Egg” (1982)

[ FUSION DISC GUIDE ] 新装版発行で差し替えられた幻のアルバム評です。
詳しくはこちらでお話ししています。

収録曲
A1 Drink It Up
A2 Feeling Yellow
A3 A Glass of Soda
A4 Drive to Far East
B1 Funk Junk
B2 Jasmin Midnight
B3 Chaser
B4 Anti Be-Bop

サックス奏者、作曲家、ブロデューサー、音楽ライターと様々な顔をもつ沢井の2作目のリーダー作。全曲彼によるオリジナルで、派手なホーンのキメが格好良いA1や、ヘヴィなギター・ソロをフィーチャーしたB1など、全体にファンキーな印象を受けるのは、強烈な個性を持った鳴瀬のスラップ・ベースのせいだけではない。曲ごとに3人のキーボーディストが織りなすシンセ・アンサンブルが実は隠し味の、上質でエキサイティングな好盤だ。

THE DIG presents DISC GUIDE SERIES 01 FUSION 2000年8月発行 初版109P

参加ミュージシャン
Sax 沢井原兒
Tp 岡野等
Key 大徳俊幸、宮城純子、入江宏
Bs 鳴瀬喜博
Ds 上原裕
Perc 横山達治、帆足哲明

このアルバムはCD化されていませんが、デビュー作の『SKIPJACK』(1981年)と共にApple Musicやspotifyで全曲聴けるようになりました。

改めて聞き直すと、どこかT-SQUAREっぽいところもありましたが、サウンドのメリハリは比較になりません。幻の名盤が奇跡の復活。是非ともご堪能ください。

[追記]
写真のデータでは2015年10月27日となっています。沢井原兒 & Bacon Egg 35周年記念ライブ@原宿クロコダイル "Yellow 全曲演ります" 見に行きました。
 当日の出演は沢井さん、鳴瀬さん、宮城さんまでは記憶にあるのですが、他の方は・・・。大好きだったアルバムの曲をライブで聞けただけで大興奮。やはり記録は大切ですね。

当日は当時のファンというよりも、各メンバーが今勤めている音楽学校の生徒さん達で溢れていました。ただ先生の勇姿を見届けるだけでなく、そこで奏でられた思いは継なげられたのでしょうか。

当日のセットリスト






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