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“Willie Bobo / BOBO”(1979)

[ FUSION DISC GUIDE ] 新装版発行で差し替えられた幻のアルバム評を紹介しています。詳しくはこちらでお話ししています。

収録曲
M1 Palos
M2 Comin' Over Me
M3 Latin Lady (Cecilia's Song)
M4 It's Over
M5 Reason for Livin'
M6 Reason Why
M7 Set You Free
M8 Father and Son

60年代から活躍しているラテン・ジャズ・パーカッショニストの大物の彼が、メジャーのCBSとの契約で発表した2作目。ボーカル・チューンが多いものの、全編にわたってパーカッションとホーンが効いたジャズ・ソウルフレイバーに溢れたラテン・サウンドが楽しめる。ゲスト参加のR.ヴァティスタのキレ味抜群のカッティングが心地よいM1は絶品。D.グルーシンの曲M5や、AORファンに人気のG.ヴァネリの作品M8も取り上げている。

THE DIG presents DISC GUIDE SERIES 01 FUSION 2000年8月発行 初版 P12

ウィリー自身はそもそもラテン・ジャズ・フィールドのミュージシャンですが、このアルバムだけは間違いなくフュージョンとして語って良いと思います。

M1 この曲のギター・カッティングは本当に格好良いです。当時のFUSIONモノのプレイリストを作ると必ず入れたくなる隠れた名曲です。

M3 こちらもちょっとお洒落なラテン・フュージョンって感じで良いですね。

当時ロック系のミュージシャンが、流行りのAORサウンドでアルバム作りましたというのと同じように、今こんなフュージョン・サウンド人気でしょ、ということで作ったのかもと勝手に想像しますが、アルバムは良い出来だと思います。

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