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書物から出てくるイチョウの葉

姉はお寺で働いている。
古いお寺の蔵書などを整理していたら書物の間からイチョウの葉っぱがたくさん見つかるらしい。

さてここで問題。
このイチョウ、なーんだ?

答えは しおり 

書物から出てくるイチョウの葉は崩れたりせず形もそのまま残っているらしい。
そういえば落ち葉はたいてい乾燥して、踏まれたりするうちに粉々になるがイチョウは柄の部分もしっかりとしているし、葉もからりとはせず、しっとり感さえある。

昔のお坊さんたちがきちんと姿勢良く座って勉強にと読んでおられたんだろうなと遠い時代を想像する。

誰かが挟んだこのしおり。
読みかけ?
それとも読んだ印?
大事な箇所?

今度イチョウの葉をしおりにしてみよう。

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