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小学校の思い出

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学校は嫌いだったけれど友達と遊ぶのは大好きでした。懐かしい思い出。
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2023年9月の記事一覧

小学校の思い出5 笑わせたいと心の底から思った

小学校の思い出5 笑わせたいと心の底から思った

小学校2年生だったと思う。仲良くなった友達がいた。
私は毎日のようにそのHちゃんの家の前の公園に遊びに行った。

ある日その子が妹を連れてきていいかと聞く。
私はいいよと答えた。

当時は兄弟姉妹の面倒は見るのは普通だったし、私はどうせあんまり気にしないので全く問題なかった。

家から妹のKちゃんが出てきた。
カクカクしながら階段を降りてきた。どうも歩くのが苦手なようだった。話している言葉もわかり

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小学校の思い出4 洞窟探検

小学校の思い出4 洞窟探検

小学校の近くに池と、それを囲むように林があった。
当時は山と思っていた。
細い道があってずっと歩くと池を一回りして戻るようになっていた。

ある日誰かが洞窟があるという情報を得て何人かで行ってみることになった。

「探検しようぜ!」
もうみんなわくわくして急いで家に帰ってランドセルを玄関に置いてすぐまた小学校の校門前に集まった。

まず池のザリガニを確認してその後すぐに林の中へ入った。
ちょうど池

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小学校の思い出3 ちょっと怖い話 お姉さんの目を集めて

小学校の思い出3 ちょっと怖い話 お姉さんの目を集めて

その日はやっぱりずる休みをしていた。そしてあろうことか休んでいたくせに夕方我慢できずに外へ出てしまった。

さすがに表舞台(公園)には出られず、住んでいる団地の前の通りを行ったり来たりしていた。
誰かに見つかってはいけないけれど、誰かに見つけてもらいたいような、そんな複雑な気持ちだった。

ぴょんぴょん跳んだり、目をつぶってどこまで歩けるかやってみたり、1人でふらふらしていた。

すると隣の団地に

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小学校の思い出2 ずる休みしたら夕方友達と遊べないことに後で気づく

小学校の思い出2 ずる休みしたら夕方友達と遊べないことに後で気づく

小学生のころ、学校が嫌いだった。友達と遊ぶのは好きだった。

とにかくなんとかして休みたいから
朝からしんどい雰囲気を醸し出す。熱を計らされると必死で体に力を入れてみたり、はーって息を吹きかけたりした。
で、たいてい36.9だったり37℃なので微熱やなってことで休める。

次のやまは1人で過ごせるかどうか。これは非常に大事だ。1人で過ごしたいから休むんだ。

しんどそうに、でもひどくはなさそうに、

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小学校の思い出 缶けりに使った空き缶はどこから?

小学校の思い出 缶けりに使った空き缶はどこから?

昨日リサイクル用の缶をまとめていてふと思い出した。

子どものころによくやった「缶けり」。
ただ缶をけることではなくて、缶けりと呼ばれる鬼ごっこだ。

学校から帰って公園に行くとすでに何人か友達がいて、少しずつ人数が増えていく。

「缶けり、やろうぜ〜」
誰かが言い出すとまず空き缶探しが始まる。
「あった〜」
うろうろしてると必ず誰かが見つけてちょっと汚そうにつまんで持ってくる。

そして「缶けり

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