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【戦略コンサル】サルでもわかるケース面接を勝ち抜く方法

どうもTwitterでは好き放題言ってます外資系の黒崎です!
Twitterとは違ってnoteだとマジメな黒崎ですが、その辺のツッコミはさておき。

コンサルの面接といえばやはりケース面接ですよね。なので今日は戦略コンサルのケース面接を勝ち抜くための具体的な対策方法をステップごとに分けて書きたいと思います。

少し過激なタイトルにしてしまいましたが、この記事ではケース面接を勝ち抜くためのエッセンスやそれを身につけるための具体的なアクションをわかりやすく伝えることを目指しました。

巷では既にフェルミ推定の解き方やケース問題の対策本は溢れているのですが、そもそもケース面接を勝ち抜くためには何をどのようにやれば良いか、成功のための道筋を示した情報を詳しく書いたものは意外と少ないと思っています。

なのでこの記事では、ケース面接を勝ち抜けるレベルに到達するための道筋を示していきたいと思います。いわゆるRoad to Successです笑。

既にお気づきの方もいると思いますが、コンサルタントは横文字が好きです笑。コンサルタントはそれっぽさ(プロっぽさ)を出すのが仕事です。うまい日本語が見つからない時は横文字に逃げる習性があります。横文字を並べたがるのはある意味職業病ですのでご容赦ください笑

ということで、地頭はないけど気合と根性とチャームを武器にMBBへの転職を成功させた私がオススメする、戦略コンサルのケース面接を勝ち抜くためにやるべきことをご紹介していきたいと思います。

1. はじめに

まずはゴールを明確にしましょう。

この記事では、これから戦略コンサルへの入社を目指す新卒や中途の方々を対象に、ケース面接で求められるスキルをどうやって伸ばしていけば良いかをステップごとに分けて書いています。マイルストーンという言葉がかなり近いかと思います。

ターゲットとしてイメージしている企業は主に外資・日系戦略コンサルです。
マッキンゼー、ベイン、BCG、ATカーニー、ローランドベルガー、ADL、ストラテジー&、モニターデロイト、EYパルテノン、アクセンチュア戦略、DI、IGPIなど、、、

そしてこの記事を読んでいただきたい人は、
これから戦略コンサルへの入社を目指す新卒もしくは中途の方々をメインに、総合コンサルやその他コンサルでケース面接が課される企業を志望している方々
をイメージしています。


中身に入る前に、おそらく多くの方が誤解しているコンサルの事実についてお話したいと思います。

皆さん、コンサルタントといえばみんな地頭が良いもしくは勉強ができるエリートの集まりというイメージをお持ちではないでしょうか?
コンサルに入れる人は東大や京大、早慶でも一部の地頭が良いエリートで自分には無理なんじゃないか?

そう思っている人、結構多いのではないでしょうか?
(自分も入る前はそう思っていました笑)

実はこれ、大きな勘違いです。

地頭がなくても気合と根性があれば誰にでもチャンスがあります!
実際にMBBでも MARCHや関関同立出身の人がいますし、Big4やアクセンチュアといった総合コンサルでは日東駒専出身の人も最近ではいます。

そして今はコンサルタントも大量採用の時代です!

アクセンチュアでは新卒で約300人、Big4のデロイトでは約200人、マッキンゼーでも最近では30〜50人くらい新卒を採用しています。

学歴も幅広い大学から採用するようになっていますので確実に以前よりも門戸が開かれていると言えるでしょう。なので多くの人にチャンスがあると思っています。興味がある人はぜひチャレンジしてみて下さい。しっかり対策すればチャンスは掴めます!


それではケース面接の話に移りたいと思います。

個人的にケース面接で最も重要と考えているのは、パターン認識です。

大学受験の要領と非常に似ています。
昔の話ですが、ちょっとだけ大学受験のことを思い出してみて下さい。

例えば、古文だと用言の活用形を覚えるとか、漢文だとレ点や上中下点を覚えて漢文を読むとか、数学だとこのサイン・コサインときたら加法定理を使うとか、、、
この問題に対してはこう解く、あの問題に対してはあの公式を使うと、問題をたくさん解くことで解答パターンをある程度習得しましたよね?
パターンを身に付けて初めて応用問題が解けるようになる、この大学受験で身に付けたノウハウがケース問題にもそのまま適用することができます!

なので既に大学受験を勝ち抜き、知名度の高い大学へ進学している人であればケース問題にもしっかり対応できるようになります。

正直こんなことを言うと現役のコンサルタントの方にお叱りを受けそうですが、ケース面接に通るという観点から言うとこのパターン認識という考え方は非常に大切です。


ケース面接のお受験化と言われる中で、パターン認識が大事だ!なんて言うと、こういうこと言うやつがいるから思考停止しているコンサルタントが増えて、入ってもすぐに辞めるんだと言われそうですので、一応反論しておきます。

ここでいうパターン認識はそもそも思考を止めるということではありません。ケース問題を解いていく中でまず重要なのが、型を知るということです。型を知り、そこで初めて応用がきいてくると思っています。

お受験化で何が悪いと思っていますが、受験もそもそもまずは公式やある程度問題と解答の型を知り、そこから初見の問題は考えて解く、というプロセスを経たと思っています。難しい問題はしっかり考えて解いていますよね。

それに入ってからすぐ辞めるのと思考力がないのはまた別問題ですので心配しなくて大丈夫です。入ってからの心配はまず内定をもらってからすれば十分です。

余談になってしまいましたが、ここから早速中身に入っていきましょう!

2. ケース面接とは?

まず初めにケース面接とは、
主に戦略コンサルティングファームで用いられている、志望者の問題解決能力を評価するための面接形式のことです。

面接官からビジネスに関するお題が出されてそれに対して論理的に結論を導くものです。

例えば、「スタバの売上を上げるにはどのような打ち手を取るべきか」

スタバやマックなど、会社の売上を上げるためにはどうしたら良いかというのはよくある例です。

ケース面接と一口に言っても実は様々な形式があります。

  • 志望者主導ケース面接

  • 面接官主導ケース面接

  • プレゼンテーションケース面接

  • グループケース面接

代表的なケース面接は上2つの志望者主導ケース面接官主導ケースでしょう。

志望者主導ケース面接は多くの人がイメージするいわゆる普通のケース面接で、面接官からお題を与えられ、数分考えてから自分の解答を面接官に説明していくものです。BCGやデロイト、アクセンチュアといったほとんどの企業はこちらのパターンです。

一方、面接官主導ケース面接は文字通り面接官が主導でケース問題を解いていくパターンで、代表的なのはマッキンゼーがこのパターンです。やり方としては面接官の誘導で一緒にケース問題を解いていく方法で、志望者をプロジェクトチームの一員として考え、一緒に問題解決していく際にふさわしい人物かどうかを評価しています。

実際にケース面接で見ているのは、志望者がコンサルタントとして働く上で必要なコンサルティングスキルを持っているかどうかです。

ケース面接での評価ポイントは大きく4つ挙げられます。

  1. 論理的な思考力

  2. 気づきや示唆の質(インサイトの質)

  3. 思考の柔軟性

  4. コミュニケーション能力

1つ目はいわゆる物事を構造化する力のことです。店舗の利益が上がらない要因に対しあらゆる可能性を網羅的に検討し、その中でダブりなく分析した上で最適な打ち手を検討しているか、ということです(MECEというやつです)。問題に対する打ち手を導く場合、ロジカルに相手を納得させるために必要なプロセスなのです。

下はMECEではない例↓

2つ目はデータの分析結果を踏まえて、そこから言えることに目新しさがあるかや、なるほどなと思わせるような示唆があるか、今までこんなことは思いつかなかったけど、確かにそうかもねと言った気づきを与えられるかどうかです。

3つ目はその場その場で臨機応変に柔軟に考えることができるかです。ケース問題を解く中で、面接官と適宜やりとりするシチュエーションがあります。「君はこう考えてると思うけど、他にこうも考えられないかな?」や「例えばこういう情報があったらどうなるかな?」といった具合に新たな視野を面接官が与える場面があります。その時、今までの考えや仮説を一旦置いて、柔軟に新しい考え方ができるかどうかを見ているわけです。コンサルタントは日々のクライアントとのやり取りの中で、今までの仮説が違っていたから新しい可能性を検討し新たな打ち手を導くといった柔軟な対応を迫られる場面が多くあります。

最後は面接ではよく言われるコミュニケーション能力です。ケース面接でも当然コミュニケーション能力は見られています。面接官の質問にしっかり答えているか、自分の主張を正しく伝えることができているか、ここについては通常の面接と変わらないと思って問題ありません。

これら4つの評価ポイントを知った上で、それぞれを伸ばしていければケース面接を勝ち抜くことができます。この要素の中でここから私がアドバイスできる部分は主に上3つです。

ここから先は評価ポイントのスキルを上げるためにおすすめのアクションをステップごとに分けて説明していきます。

ケース問題をいきなり解くのは多くの人にとって難しいと思います。自分もそうでした。ケース面接があるからケース問題の対策をしないと!と思って本屋でケース問題の本を買い、いきなり読み始めるのは一部の頭が良い人向けのやり方であり、段階を踏んでレベルアップしていくことを私はおすすめしたいです!

既にある程度デキる方は途中のステップから読んでいただければと思います。自分の今の位置に合わせてどこから読むかを決めていただければと思います!

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