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80年代歌謡曲名詞集

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80年代の歌謡曲を中心に、言葉のセンスにグッときた歌詞たちについて、私的考察をあげています。曲の音楽性については、聴いてもらうしかないので多く語りません笑。今ほどコンプラ重視では…
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昭和歌謡曲名詞集  『男なんてシャボン玉』

昭和歌謡曲名詞集  『男なんてシャボン玉』

『バスルームから愛をこめて』
 山下久美子
1980年日本コロンビアよりリリース
作詞 康珍化
作曲 亀井登志夫

山下久美子さんの1枚目のシングルレコード、同時に同名のファーストアルバムもリリースされている。赤とグレーのおしゃれな配色のジャケット、お茶目な山下久美子さんの笑顔に目を奪われる。

恋人の浮気が発覚した夜。
傷ついた女心。
バスルームで涙を流しながらも、この恋を吹っ切って、もっともっ

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昭和歌謡曲名詞集   『秋には秋の色をした 男を見つけて恋をする』

昭和歌謡曲名詞集   『秋には秋の色をした 男を見つけて恋をする』

『女はそれを我慢できない』
アン・ルイス
作詞・作曲 加瀬邦彦

1978年5月にリリースされた、アン・ルイス14枚目のシングル。
歌詞がまぁ過激。
悪女の高笑いが聴こえてきそうな、なんとなく気分がスッキリする大好きな曲です。

季節ごとに男を変える恋女が、
春の男、夏の男、秋の男をたぶらかし
それぞれに『お前なんかもう飽きた』と捨てるのです。
はい、無慈悲。

『秋には秋の色をした
男を探して恋

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昭和歌謡曲名詞集『青春はね 心のあざ』

昭和歌謡曲名詞集『青春はね 心のあざ』

『タッチ』岩崎良美
1985年3月リリース
作曲 芹澤廣明  作詞 康珍化

言わずと知れた、超有名アニソンである。
イントロだけでみなみちゃんの顔が思い浮かぶ、という方も多いはずだ。
一度聞いたら耳に残る楽曲。
80年代邦楽は名曲ばかりだが、知名度としてはトップクラスであろう。

しかし、原作、アニメともに『タッチ』という作品が名作であるがゆえに、この主題歌の歌詞のディテールが掘り下げられていな

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