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”何者かになりたい”という焦り

The rush it is good for nothing.
Regret is useless even more. Impatience increases the mistake,
regret create a new regret.
焦ることは何の役にも立たない。後悔はなおさら役に立たない。焦りは過ちを増し、後悔は新しい後悔をつくる。

ドイツの有名な詩人・ゲーテの言葉。

休学というある種の”逃げ”を選択し、ただ休み、ゆったりと過ごすことに「焦り」を感じない訳ではない。

「焦り」

今までの私は「焦り」こそが努力の原動力であったからこそ、
先のことを考えすぎず、今という時間を生きているだけの自分に価値はあるのか?と確認したくなってしまう。

今までの私は、どうしようもなく何者かになりたくて、ならなければいけないと感じていた。

同年代で名を残すような結果を出している人はたくさんいる。

今の時代、画面をスライドすれば次から次へと他人のハイライトが目に入ってくる、便利で残酷な時代だ。

そしてまた「焦り」が襲ってくる。

気づいたら「何者」かになっている


今は疎遠になってしまった人だが、こんなことを言われた。

自分は「何者」かになっているビジョンが見えないみたいな、将来への不安や焦りをぶちまけたんだと思う。

でも彼も同じだったらしい。

何者かになりたくて、他人と違うことをしてみたり、自分の好きを仕事にしてみたり。

でも彼曰く、

「これかな」と自分で決めた道を進んでりゃ、気づいた時には何者かになっている、ということだった。

母にも言われた、

そんなに早く成果を得れる人なんてそうそういないよ、と。

そっか、

大器晩成でいいのか。

劣等感だらけの自分も、きっと、今すぐ好きになる必要はない。
「焦り」を原動力としていた自分にさよならを告げて、新しい自分もゆっくりと受け入れていこうじゃないか。

10年、20年後に私は何者になっているのだろうか?

今は、少しだけ、不安よりも楽しみが勝っている。



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