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認知症の母 朝食用のパンが無い… 続編

  (「認知症の母 朝食用のパンが無い…」の続きです)
 2019年に認知症とわかり、5月に要介護2となり、介護保険をフルに利用して、一人暮らしを続けている母。朝食は私が定期的に補充しているロングライフパンを食べていますが、余裕があったはずの在庫がほとんど無くなり、私が実家を訪れるのができない状況で、パンを届け、食卓の箱の中に補充しなければならなくなりました。

 以前、通販でパンを送った時は荷物を母が受け取り、箱を開けたにもかかわらず、母が食べるまでは至らず、残念な結果となりました。仕事、私の体調、諸々の事情があり、パンのために実家に行くのは無理!大量のロングライフパンの購入は、ネットでないとできないこともあり、パンを直接実家に送るのが、時間のロスも無い。通販作戦を再度トライするぞ! 

 パンが届くのを訪問サービスが来る時間帯に指定し、訪問サービスが来る15分前に母に電話しました。
私:「お母さん、宅配便送ったんだけど届いてる?」
母:「何送ったの?きてないよ。」
前回は配達に母が気づかず、不在配達票がポストにありました。気づいてない可能性もあります。
私:「ポストに宅配便の不在配達票が無いか、見に行ってくれる?」
母:「電話はこのまま(切らずに)、見に行くね。」
私:「今仕事中だから、待っていられないから、電話は切る。とにかくポストに入ってないか確認してきて。また電話するね。」
5分後に再度電話する予定でしたが、仕事の対応で電話できなくなり、訪問サービスの開始後に再度電話しました。

私:「ポストに不在連絡票はあった?」
母:「(マンションの)中央ポストにあるよ。」
母は手元のメモを見て、よくわからないまま回答しているようです。不在連絡票が手元にあるかどうか、わかりません。
私:「訪問サービスのスタッフさんと電話かわってくれる?」
母とこれ以上会話しても無駄とわかり、スタッフさんに対応をお願いすることにしました。この日の訪問サービスは、たまたま責任者も同行しており、責任者に事情を話し、不在配達票があれば、再配達の連絡をしてもらうことをお願いしました。

 電話後すぐに荷物の配達状況を、ネットで確認すると「配達済み(置配対応)との表示が…。置配?そんなのお願いしてないよ!なんでそうなるの?状況がわからないので、配達業者に電話して確認です。
 刻々と訪問サービス終了時刻が近づく中、4分ほど待たされてようやく電話で確認がとれました。荷物は30分前に玄関ドアの横に、玄関のチャイムは鳴らさずに置いた、とのこと。配達は「置配、留守番ロッカー不可」の登録に従い、配達したとのことでした。

 すぐに実家に電話し、訪問サービスのスタッフに玄関ドアの横に荷物が届いていることを確認してもらい、箱を開け、パンをいつものとおり食卓の箱に補充していただくようにお願いしました。
 いろいろあったけど、パンを母が食べられる状態にまで、もっていくことができました!

 振り返ってみると母に不在配達票の確認をさせたのは、母を混乱させただけで失敗でした。以下、今回の経験で得たことです。
①配達日時は、訪問サービスのスタッフが来る時間の前に設定する。
②荷物が届いているかどうかは、ネットや配達業者に電話して私が確認する。母に連絡するのは、配達済みを確認してから。不在で受け取ってなかったら、再配達の手続きは私がする。
③訪問サービスのスタッフと共に、届いた荷物の確認(母は荷物をどこに置いたか忘れる)、開封、中の物を適切な場所に置いてもらう。
④荷物の配達状況をネットでこまめにチェックできるなら、今後は置配利用もアリ。

 配達が置配対応になっていたのは、急遽深夜にパンをネットで注文することになり、ぼーっとしながら深く考えずに私が手続きをしていたからでした。
 母は以前、配達に気がつかなかったこともあり、先月は何度玄関チャイムを鳴らしても、私の来訪に気が付かなかったこともありました(合鍵で実家に入りました)。置配なら母が家にいれさえすれば、電話をして荷物の回収するように伝えることができます。今後の母の状態によっては、置配で届けた方が母が容易に荷物を受け取れるかも…と思いました。

 
 

 
 

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