見出し画像

僕が作りたい映画とは

このタイトルは僕がインドの語学学校で提示されたプレゼンのお題。

ここでは日本の学校では聞いたことがない様なマニアックな質問を沢山出してくるからとても面白い!

僕が作りたいのは、点と点を繋ぐ事に意識を向けた映画。僕はストーリーが好きだ。

2023年、僕が生きている社会はテクノロジーで成り立っている。テクノロジーは僕達の生活をより便利で快適で豊かにした。

僕はテクノロジーが大好きだ。

ただ、常に意識しているのは何かを得ると何かを失うのは人間の普遍的な性質だということ。僕達はテクノロジーによってより効率的に無駄なく、生活する機会を得ることが出来た、でもその反面失ったものも僕は気づいてないだけで沢山あると思う。

例えば僕の中で1番喪失感があるのはノイズ。

ノイズとは僕達の生活で例えると、寄り道。

どこかに行く時、大概の人は目的地にしか興味がない。電車に乗って目的地まではスマホで自分のタスクとかをする。だから、目的地までの過程を意識する意識は薄い。

抽象的に言うと、今いる場所と目的地という2つの点が打たれた状態で終わっていて、点と点が繋がっていない。

歩いて何処かに向かう時、普段生活している場所でさえも僕達は、常にGoogleマップを見ながら目的地まで歩く。

こんな状態に僕は少し違和感を感じている。

全てが目的だけで、過程に変化が出ず、自分以外の誰かに目的について話す時に同じ様な内容にしかならない感じ。

「最近人気なあのカフェに先週行ったの?!」
「うん!行ったよ!」
「どうだった!」
「凄かったよ!ケーキがやっぱり美味しかった!」

みたいな?笑
予想出来る返答と目的地の内容だけって感じ?

煽ってる様に聞こえるけど、僕が言いたのは、同じ事について話すとしても、その人オリジナルの話が生まれにくい、違いが生まれにくいと言うこと。

これからの社会で大切になるであろうと思っている力は、人間らしさ、つまり感性だと僕は考えている。

僕達は受け身の生活から逃れる事は出来ない。

だからこそ、時代の変化を積極的に受け入れながらも、能動的に自分の感性や感情を表現したい。沢山の点を繋げられる人間になりたい。

そんな映画、点と点を繋げる事に意識を向けた映画を作りたい。

作る!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?