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魂の殺人で失った感情ー#国際女性デーなんてどうでもいいー

私は#性被害サバイバーだ。
でも、この言葉は全然好きじゃない。
なんかもっといい言葉はないか?と考えるもののちょっとまろやかにされたこの言葉くらいしか見つからない。

サバイバーとは
虐待や災害など、さまざまな原因から生じた傷を、心や身体に負っても、なんとか生き延びている人のことを言います。

だそうだ。
生き残りだ。
なんとか生き延びている、仰る通りだ。
ただ、生きているだけだ。


まだ生きていたいとも正直思わないくらいだ。
厄介にも程がある。

喜怒哀楽

綺麗な日本語で端的に人の感情を表す四字熟語、とても好きだ。

ここから私が失ったものは意外にも



であった。


憎しみとか怨みとか怒りと共に過ごしそうなものだが、怒るってことができない。

どの感情も、作り出すためにはエネルギーが必要だ。
私の場合は、怒りというエネルギーが全く湧かない。

被害に遭ったと感じたが、周りからは責められた。落ち度があったと言われた。同性からも同じように言われた。
誰も助けてはくれなかった。

当時、周囲の同性は更に被害に遭わせ続けることを異性に促し助長した。

そうなんだ、誰から見ても私が悪いんだと狭い世界で思い込んだ。
そして、被害は続くままだった。
でも、私が悪いからなんだと自分を責めて被害と考えずに不快でしかなかったが、受け入れた。

そうするしかなかった。

その先もそうだった。
だから、自分が被害者であると認識したのは随分と遅い。

そして、私の知らないうちに、私の感情のひとつは失われていたようだ。

漠然とした罪悪感だけは消えない。

つらくてもうこれ以上はかけない。
国際女性デーなんてなくなればいいのに。

今日だけ特別に女性のことを考えてもらっても仕方がないってこと。

男性の性被害だって深刻だ。
日本の法改正は遅すぎた。
性被害に遭うのは、女性という思い込み。
やっとここから進んだ。

性被害で人生はめちゃくちゃになる。
魂は死んでるのに生きてるんだから。

明日は我が身かもしれない。
女性も男性もどちらでもない全ての人も。

隣で笑顔でいる人も大きな傷を抱えているかもしれない。
それでも、サバイバーだから生きている。


こんな名前の日はさっさとなくなればいいのにと、ここに記事を寄せる。



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