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思考を深める読書は、興味を広げるための処世術

こんにちは BOKUです。
・社会のアンテナを高くする方法
・苦手な分野や未知の分野に対して理解へのハードルを下げる方法
・難しいことに触れて、わからないから眠くなるような時

「読書する人だけがたどり着ける場所」 (斎藤孝著)の中に、思考を深める読書のヒントが書いてありました。

ただこれって、読書以外にもあてはまる汎用性の高いものだと感じたので、今回は思考を深めるを中心にnoteにしていきたいと思います。


「本」を読むからこそ、思考も人間力も深まる

・「驚く」ことが知のはじまりである。
・全然わからないと切り捨ててしまう人。
 数式が出てきた時点で「もう無理」と言って知ろうとしない人。
 というのは無教養な人間のやる無作法な態度。
・驚くべきことに驚けるのは、実は教養があるから。知識がないと、
 何がすごいのか、わからない。ぴんとこない。ということになる。
・驚いて、深めていくことが人間らしい行為。

読書する人だけがたどり着ける場所より

この文章を読んでいて思ったことは、物事のことをよく知っている人の方が驚くことに対して敏感なのだということ。
わかりやすい例をあげるとしたら、英語のジョークをつまらないと感じる日本人は多いという例。
学校で英語を勉強したはずなのに、ネイティブの人の冗談を言っていたとしても、よくわからないし、ぴんとこないので、笑えない。ぼくもそうだけど、周りの雰囲気に乗れない。
これって1番は言葉の壁。(言葉の意味を理解するまでに時間がかかる)
2番目に育ってきた環境差の違いなのだと思う。つまりは、ネイティブの人にとっては馴染みあるものが、日本人には馴染みがなくって相互に共通理解の背景がないためにズレがあるからのことだとおもう。

思考の浅い、深いは「読書感想文」でわかる

思考の浅い、深いは「読書感想文」でわかる。
あらすじだけで終わっている読書感想文が最低レベルとして、その次のレベルは「何々に気をつけようと思いました。」というような反省で終わるタイプのもの。これも、ほとんど何も考えていません。

読書する人だけがたどり着ける場所より

この文を読んで、これまでの自分自身思い当たる節が色々あって耳が痛くなってしまいました。たとえば人事研修を受けたあとの復命書。人事研修内容の目次やあらすじだけを羅列して、復命の報告としてしまっていたり。たとえば就職活動時の志望動機を考えていたときに、ホームページ状にある理念などをそのまま掻い摘んで、志望動機としていたり。何も考えていないことを自らバラしていたようなものだったのだと、今更ながら反省です。これも小学校時代の最低レベルの読書感想文で止まっていたからとなると、恐ろしいです。

自身の現状がわかったところで、本を読むときに全部を理解しようと読んで、数日立ったらすべてを忘れて、というような表面的なことしか話せないような読み方を今後もこれまでと同じようにしていては駄目ですね。

それならどうしたらいいのか。
読書する人だけがたどり着ける場所にヒントがありました。
それは、「好きな文章を3つ探す読み方。」
印象深いとおもったところを、3つ見つけて、その3つに対して思考を動かすやり方をすることで、血肉になっていくというものです。また思考を深める方法には「対話」「レビュー」の活用が有効的。つまり相手から質問されたり、違った理解の仕方に触れることで考えが深まるということです。

複数の点を繋いで面ができるように、すでに知っている知識と、別の事柄を結びつけることで、新しい事柄について深くしったり、すでに知っていた事柄もさらに深堀りできるようなイメージです。

「好きな文章を3つ探す読み方」の考え方って

深堀りするテクニックとしての「好きな文章を3つ探す読み方」の考え方は、様々な場面に応用できる考え方だと思います。
例えば、映画を観る時。好きなシーンを3つ探す。見つけた好きなシーンを中心に映画の感想をまとめたとしたら、さらっと見た時よりも、深くその映画に触れることができそう!
例えば、会話の中。気になるところを3つ掬い上げる。自分が知らなかった言葉や、共感する部分。なぜ?と思った部分を見つける。すべての会話の内容に興味あります!ってならないとしても、どこか1つでも興味ポイントを見つけるようにしていれば、自分の中のアンテナが高くなっていきそう!
例えば、講演会を聞く時。これは!と思った3つを見つけるように聞く。その3つのことに対してもっと知りたいことが浮かんだとしたら、質の良い質問につながりそう!

すべてを理解しようとすると一気にハードルが上がってしまうときに、3つだけに絞ることで一気にハードルを下げることができて、結果、確実に自身の血肉になるような深堀りできる。応用力、汎用性の高い考え方だと感じます。

まとめ

「驚く」ことが興味(知)のはじまり。驚いて、深めていくことが人間らしい行為。つまり思考を深めることは、興味を広げるための処世術ではないでしょうか。

親「どんな本だった?好きだなと思ったところ3つ教えて〜」
子「・・・」
最低レベルの読書感想文を早々に卒業できるように、
夏休みの宿題の読書感想文のときに試してみようと思っています。



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