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徹子の部屋を見て気づいたこと

徹子の部屋を見て気づいたことがある。

あれは無意識下の自分が自分を守るために起こしたんだと。

自分を偽ったり、間違ったことを見ぬふりができない自分に蓋をして、それが幾つも積み重なる環境に何年もいると、ガスが溜まり、精神が疲弊し、あるとき限界がきて、意図せず無意識下の自分が全部ぶちまけてしまった。

一つ一つを飲み込む度に、ペットボトルの炭酸水を降っていたのだ。

あるとき、チョットだけ(本当に一つだけ口に出すために)キャップを開こうとしたら、意図しないものまでまとめて溢れてきて、全部ぶちまけ終えるまで制御がきかなくなった。

その結果全部を一度に失った。
失ったと思ってしまった。
自分をコントロールできなかった自分が嫌になった。

でも、それは恐らくそのクソみたいな環境から逃れるための自衛行動だった。無意識の自分が押した緊急脱出ボタンのような。

抜け出したいと感じていたときに、離れられない理由ができてしまって、意識的に蓋をしていた。それが大暴発に繋がったのだろう。

本来ならもっと早く自分の意思で逃れられていたかもしれないし、そうすればこんなに打ちのめされることなんかなかった。いや、むしろスッキリしていたに違いない。

失いたくないものまで同時に失って絶望感に苛まれていたが、それも実は手放すべきものだったということに気付かされた。
全てはそうあるべきだったということを穏やかに受け入れました。

あるお坊さんの言葉を思い出す。
「人は自分の外のことは一所懸命学ぼうとするが、自分の中のことを学ぶ機会があまりない。自分の中のことを学ぶのは、病気をしたり傷ついたとき。」

今まで自分のことを分かってたつもりだったのに、肝心なことは何も分かっていなかったことに気付かされました。

番組のゲストはリリー・フランキーさんでした。

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