見出し画像

自由で残酷な多様性だけど…

誰かの言葉を信じれば、自分の人生が上手くいく訳ではない。
自分の頭の中で描いていた理想に辿りつかなくてもそんな自分に劣等生のレッテルを貼らなくていい。
全て人間が作り出した幻想だ。
でも、人間社会でしか生きられない私は、その幻想に苦しめられる。

その幻想によって苦しめられていることもあれば、時に守られていることもある。

多様性はある意味、その幻想に気づきやすくなっているのかもしれない。

多様性のある社会では多くの解釈がある。
絶対的なものはなく、再記述が可能な世界観だ。
だから、自由でもあるが、ある意味残酷でもある。 

そんな世界観では、立派なことじゃなくていいが、自分なりの軸を持っておくと生きやすいなと。

自分に興味のない人がほとんどの社会で、せめて自分だけは自分に興味を持ってあげよう。
少しでも楽しく笑って幸せを感じられるようにしよう。
少しでも多く好きな世界観に身を置こう。など。

多様性だからって生きやすくなるわけではないが、自分に対する理解は深めやすい世界観かもしれない。
様々な価値観に触れると自分にとって何が大切かが見えやすい。

そして、自分に対する理解が深まると、自分とは違う相手の考えも受け止めやすくなる。

自分を知り、他人を知る。
他人を知り、自分を知る。

その中で時に心は軽くなり、時に心は傷つく。

「多様性」による生きにくさと生きやすさに折り合いをつけながら、今日も私は生きていく。


この記事が参加している募集

#多様性を考える

27,777件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?