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パリ観光③ フランスでもチップが必要なことがある!

10泊13日のヨーロッパ旅行もいよいよ最終日になってしまいました。
今回はそんな最終日の思い出を綴ります。


モンマルトルのサクレクール寺院

まず最初に訪れたのは、「モンマルトルにあるサクレクール寺院」です。
モンマルトルはパリで一番高い丘にあるとのことで、丘の上からはパリの街並みが一望できました。

モンマルトルからの景色

パリで一番高い位置にあるということだけあって、徒歩で行くには相当な数の階段と坂を上らなければならず、まぁまぁ疲れました。
さらにサクレクール寺院があるモンマルトル周辺は、パリの中でもあまり治安の良い地域ではなく、地下鉄の駅から地上に出るエレベーターに乗っていると横からお金をせびる無数の手が見えました…。

サクレクール寺院周辺は奇麗なのですが、寺院に向かう15分ほどの道のりにはゴミも沢山落ちていて、歩いている人の雰囲気も怖い感じの人が多く、治安が悪いのがヒシヒシと伝わってきました。

が、いざサクレクール寺院に到着して分かったのですが、私たちはサクレクール寺院の裏側にある駅から来たようで、実は寺院の表側の駅から来れば丘を登るケーブルカーがありました。そのうえ表側は治安も良さそうでした。

もしサクレクール寺院に行かれる方は、表側にある駅で降りてケーブルカーを利用してみてください!

こちらが肝心なサクレクール寺院の外観です!
周辺には歌を歌っている人や楽器を演奏している人、大道芸人の方がいてヨーロッパに来たなぁと最終日にして実感しました。

日本でも路上ミュージシャンはたくさんいますが、路上でバイオリンなどの楽器を演奏している人はなかなか見ないので、街中でバイオリンやチェロを演奏している人を見かけると、フランスだなと実感します。

内装もとても素敵でした。
息を切らしながら丘を登って来た甲斐があります。

テアトル広場

サクレクール寺院からと20分ほど歩くとムーランルージュに行けることが分かったので、丘を下ってムーランルージュに行くことにしましたが、その道中にも何か所か観光地があったので、立ち寄ってみることにしました。

まず最初に見えてきたのが「テアトル広場」です。
このテアトル広場は、かつてピカソなど有名な画家が暮らした場所で、現在も多くの画家が集まり、観光客に似顔絵を描いてくれます。

お金が許せば、私も似顔絵を描いてもらいたかったです…涙

そしてこの周辺のお土産屋さんは、画家の街ということもあり絵葉書が充実していました!

壁抜け男

テアトル広場から少し歩くと、今度は「壁抜け男」が見えてきました。
壁抜け男はその名の通り、「壁抜け男」という小説の主人公で、この小説はミュージカルにもなっていて、日本でも劇団四季が公演を行っています。

このパリにある壁抜け男の銅像はとてもこじんまりしているのですが、銅像の前には意外と多くの観光客が集まっていました。

ただ、この壁抜け男は、近くを通りがかったら立ち寄る程度の場所で、わざわざ電車に乗って見にいくような場所ではないと思います(笑)



ムーランルージュ

壁抜け男を見てからさらに10分ほど歩くと、ようやく「ムーランルージュ」に到着しました!

ムーランルージュといえばこの赤い風車!
夏に帝国劇場で上演された「ムーランルージュ」の舞台も見に行っていたので、生でこの風車を見ることができて、とても嬉しかったです!

昼は昼で奇麗ですが、夜に来たら照明が光っていてもっと奇麗だったんだろうなぁ。
次は夜に来て、公演も見たいと思います!(チケットが1枚3万円もして買えなかった…。)


映画「アメリ」の舞台になったカフェ

ムーランルージュから歩いて数分の場所に、映画「アメリ」で主人公のアメリが働いていたカフェがあるので行ってみることにしました。

こちらがそのカフェで、「Cafe des 2 Moulins」という名前のカフェです。
有名な映画の舞台ということもあり、中は観光客でいっぱいなのかな?と思っていましたが、中に入ってみると地元民が多く、お昼時でしたが空席もチラホラありました!

アメリが働いていたカフェと言えば、このクリームブリュレ!
なんですが、このクリームブリュレってアメリが食べていたんだっけ?常連客が食べてたんだっけ?よく思い出せません。映画の中でも1,2回登場したくらいでそんなに出てきてない気がする…。

このお店に来る外国人は、やはりアメリ目当てのお客さんが多いのか、私たちがクリームブリュレを頼む前に、店員さんから「クリームブリュレでしょ?」と確認されました(笑)
味は本当に普通のクリームブリュレでした!

店内はアメリに関連したものがいくつか飾られていて、最後に店主がアメリのポスターの前で記念写真を撮ってくれました!

フランスは水を頼むと瓶で出してくれるのですが、店員が早く瓶を片付けたかったのか、私がまだ注いでいないのに、勝手に瓶に残った水をコップに注いで持っていってしまうなど、フランスらしい体験をしました。

そしてフランスでは基本的にチップは必要ないのですが、ここは観光名所だからかチップが必要でした。
クレジットカードで支払ったのですが、クレカを差し込むと店主に画面を見せられ、「チップは1%か5%か10%どれにする?」と聞かれ、支払わないという選択肢は無さそうだったので、5%を選びました。

また、無料の水もあるはずなのですが、うっかり5€の水を頼んでしまったので、このカフェでは予想外の大出費をしてしまいました💦とはいえ、陽気な店主がいて楽しかったので大満足です!

アメリのカフェに行かれる方は、チップなども念頭に入れて注文をした方がいいかもしれません。

オペラ座ガルニエ

そこからさらに20分ほど歩いて「オペラ座ガルニエ」に来ました。
実はパリに来るのはこれが4回目で、何度もオペラ座の前は通りがかっているのですが、公演のチケットを持っていないと中に入れないものだと思っていて、内部の見学をしたことがありませんでした。
まさか見学用のチケットがあるとは( ゚Д゚)

インターネットや友達のインスタグラム上でしか見たことがなかった景色をやっと生で見ることができました!
超豪華で、いつかここでバレエを見てみたいなともいました。

これまでの講演の映像や、実際に使われた衣装なども展示されていて充実していました。

ガルニエを出て少し歩いていると、日本語が聞こえてきたので、声が聞こえてきた方を見ると、外国人2人が日本語で会話をしていました。
びっくりして見つめてしまっていたら、向こうから話しかけてきてくれ、マダガスカル人とドイツ人のカップルだと分かりました。
2人も観光でパリに来ていたようで、日本の超優秀な大学に通っているそう。
しかもまだ日本語を勉強し始めて1年だそう。なのにめちゃくちゃ日本語が上手で、顔を見るまで、まさか外国人だとは思いませんでした。すごっ。
国籍が違うものどおしの共通言語が英語ではなく日本語なのは、日本人として嬉しかったです。


エーグルで買い物

オペラ座を出ると大雨が降ってきてしまい、スニーカーがグチョグチョになってしまいました。予報によれば、帰国日の明日も大雨とのことで、びしょ濡れの靴を履いて十何時間も飛行機に乗るには嫌だったので、長靴を買うことにしました。

しかしグーグルマップで靴屋と入力して表示された場所に行っても、メンズ専門店だったり、革靴しか扱っていない店ばかりでなかなか長靴に出会えず、諦めていたその時、レインブーツやレインコートを多数扱う店が見えてきました!なんという奇跡!

お店の名前は「エーグル」というお店で、まさにレイングッズを取り扱うお店だそう👀

「高いかな!?」と心配したのですが、意外にも70€から90€のものが多く、買うことができそうで安心しました。

カラーバリエーションも豊富で色々な色のブーツがあったのですが、中でも赤色のブーツが輝いて見えました。会社に履いていけないなと思い悩みましたが、誘惑に負けられず黒色ではなく赤色のレインブーツを購入しました。

フランス語はだいぶ忘れていると思ったのですが、試着から購入まで全てフランス語で行うことができました!
対応してくれているお姉さんとは別の店員さんが私に英語で話しかけてくれたのですが、お姉さんが「この人はフランス語を話せるよ!」と言ってくれて嬉しかった😊

日本とフランスでサイズ表記が違うので何度も試着をして自分の足に合うサイズを確かめたのですが、少し小さいサイズを買ってしまいました👼靴を伸ばす道具があるようなので買ってみることにします。

後に調べて分かったのですが、このエーグルというブランドは、フランスのブランドではありますが、日本にも展開しているようで、家から歩いていける場所にも店舗がありました(笑)

フランスにしかないブランドだと思ってウキウキで買い物したのに(笑)
まぁ本場で買えたのでいいということにしましょう。


マドレーヌ寺院

夕飯はレストランを予約していたのですが、19時の予約時間までまだ時間があったので、どこかで暇つぶしをしようということになりました。

マップを見てみると、「マドレーヌ寺院」という教会が近くにありそうだったので行ってみることにしました。

なんだかギリシャ神殿のような外観でした。

内装ももちろん素敵です。

このマドレーヌ寺院にはマグダラのマリアが祀られているそうです。
大学で少しキリスト教について学んだのですが、キリスト教を勉強していなかったらマグダラのマリアのことは絶対に知らなかったので、大学でキリスト教の授業を取ってよかったなと思えました。


Le Trains Brueで最後の晩餐

今回の旅行の最後の食事は、以前友人のインスタグラムのストーリーで見て気になっていた「Le Train Brue」で食べることにしました!

Trainという名の通り、Gare de Lyon駅の構内にあるレストランで、まるでヴェルサイユ宮殿のような内装のとっても素敵なレストランです。

レストランからは駅のホームが見えます

素敵なレストランなので、ドレスコードがあるのかなと思っていたのですが、調べたところによると、ドレスコードはないようです。
なので、観光していたときと同じ布バッグ、レインブーツという出で立ちで入ってしまいましたが、周りは奇麗なドレスを着ている人やスーツを着ている人も多かったので、すこし恥ずかしかったです💦
特にスリ対策で、普段日本で過ごしているときよりもダサい服装だったので、なおさら後悔しました。
せっかく素敵な空間なのに、写真を撮っても映えないし😿

ドレスコードが無いとはいえ、もしこのレストランに行かれる場合は、最低限のお洒落をして行きましょう(笑)

超奇麗な店内

食事はコースからアラカルトまでいろいろなメニューがあり、値段も様々でした。
超高級レストランかなと思いきや、お通しのようなものと、肉料理とポテトとお酒を頂きましたが、1万円以下で食事ができました!

本当はデザートも食べたかったのですが、メイン料理がボリューミーでお腹いっぱいで食べられませんでした😿

左端にポテトが見切れてます

最後に店員さんにお願いをすると、店内で写真も撮ってくれてサービスも良かったです👍

最後に


最終日もすごく楽しくて、朝から色々なところを回ることができて充実していました!
10泊はすごく長いと思っていましたが、あっという間に過ぎてしまいました。
友人とはいくら仲が良いとはいえ、10日間も朝から晩まで一緒にいれば喧嘩になったり、イライラしてしまうこともあるかと心配しましたが、予想に反し、10日間穏やかに一度もイライラすることもなく、仲良く過ごすことができました。
きっと向こうも同じはず!(笑)

そしてパリに行くのは今回が4回目でしたが、意外と行ったことが無い主要観光地が何か所かあったので、今回の旅行で回りきることができてよかったです。もうパリは見つくしました!
これまでパリに来るたびに、素敵な景色に心躍らされていたのですが、さすがに4回目ともなると、もうまえのような感動は無くなりました。
あんな素敵な街並みに慣れるなんて、田舎者脱却で良いのか、それとも素敵だと思えるものが減ってしまって、悪いのかどちらかよく分かりません(笑)

社会人になったらここまで長期間海外に行くことはできないと思うので、本当にいい思い出になりましたし、リフレッシュにもなりました。
久しぶりに向こうに住む友人にも会えて嬉しかった。
次はいつ会えるか分からないけど、なんとなくまた必ず会えるような気がしています。

ここまで長期間は無理だとは思いますが、社会人になっても定期的に海外に行きたいな。

そして次は学生の貧乏旅ではなく、もっとお土産や食事を我慢しないで済んで、ホテルは高級ホテルに泊まれると願っておきます!


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