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盛り上がる東京都知事選と子育て。共働きの母として小池都知事任期に励まされたこと。

都知事選の選挙ポスターを貼る板がデカくてびっくり。

かなりの数の候補者がいるよう。ただ、ネットでは「小池vs蓮舫」の文字が目立つ。

今回の都知事選でどの候補者に票を入れるかはまだ全然決めていないのだけど、昨今の少子化対策でニュースが沸くのを見ていると「子育て支援」に目がいってしまう。

東京都には、地方から若い人たちが流入しているにも関わらず、合計特殊出生率は低いとのこと。若い人が多い場所で若い人の意思も反映されやすいならぜひ子どものためになる政策を展開してくれるリーダーを選びたいとぼんやり思う。

私も大学進学とともに地元(地方)を出てそのまま東京で就職し生活している。地元では働き口がほぼない。そして、東京での地方出身者親の子育ては1人でどうにかこうにか、2人はかなりキツいと感じている。

そう、我が家は2人の子がいるので、共働きで毎日を生き抜くのに必死である。

実母にはよく言われていた。

「子どもは2人いたほうがいい。一人っ子はかわいそう」

ただ、それは母親の世代の、私の育った田舎での感覚だと思う。

そりゃ、もちろん、親の老いや死やらをたった1人で受け止める子を不憫に思う気持ちを否定はしない。(実際、母親は2人兄妹でそう思ったのだろう)

でも、リソース不足で手一杯で育てられる子どもだってかわいそうではないか?

お金を出してやれないとか、きょうだいの間でかけてあげる手間暇やお金が不平等だとか、「出来の悪い子でもそれなりに自分で生きろよ」と世の中にほっぽり出すとか、昔は平然と存在していたそんな暴力を振るえるほど、現代の親への目線は優しくない。

丁寧に、質よく、かといって親が余裕をなくさないほどほどの圧で子育てをしないと、と漠然と思わされるので、私は母の「ひとりっ子はかわいそう」という言葉に共感できない。むしろ、「リソースがないのに2人も産んでかわいそう」と誰かに言われるのを恐れている。

一番は将来子どもに言われるのが怖い。能力越えて2人産んで親失格って。

そんな、難易度の高い令和の子育てだけど、小池都知事在任の東京都で励まされることも多くあった。

第一子のときは0-2歳まで保育料を払っていたけど3歳から保育料がなくなったこと。
第二子については0歳から保育料がないこと。
保育園の給食費もなくなった。
第二子誕生後にお祝いの金券をいただいたり、支援金が出たり、ベビーシッター代の還付制度があったり、上の子と下の子の間の5年で時代が変わったと思わされる。

そして、小池百合子都知事は、共働き子育て世帯の味方だと思わせてくれる発言がいくつもあったことが印象深い。

ただ、お金が欲しいわけじゃない。なにに辛さを感じているか、分かっている人がいることがありがたいと思えたのだった。

「子育て罰」はドキッとする表現だけど、確かに稼ぐほど損ってなぜ?と思っていたし(私よりもっと納税している人は山ほどいるのにおこがましいけど…)、どこかの誰かから批判を浴びそうなこともズバっと言えるのはさすがだと思う。

実質的に「何をしてくれるか」が重要だというのはその通りなのだけど、無意識のうちに発信内容から信頼のおけるリーダーかどうかを私は決めているんだなぁ…と気づく。

まだまだ東京都に住むことになりそうなので、子どもを育てる自分のために、東京で育つ子どものために、心の中で味方になってくれそうな知事に投票したいと思う。

そして「おまえが2人も育てようなんて欲張りすぎる」って脳内の声に怯えながら子育てするんじゃなくて、自信と誇りを持って2人の子を育てられる自分になりたい。

(それは東京都の政治とは別の話だけど)

「がんばってるね、いつもありがとう」

子育て世代は、そんなメッセージを欲しているんじゃないだろうか?

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