おすすめ名作ドラマ。赤ちゃん好き、助産師さん好きに捧ぐ!コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産師物語〜助産師の自叙伝

子どもが私の人生に登場して初めて知った世界がたくさんある。

その入口に出会った、助産師さん。

出産を機に身近に感じるとともに尊敬する職業だ。

第一子の出産前、産休中。
コウノドリをAmazonプライムで見て毎日ぐしょぐしょに泣いた。

感動もしたけど悲しいエピソードも多かった。
涙を出すとデトックスになると聞く。
良いデトックスにはなったけど。
まあ、泣き過ぎた。

第二子の出産前、やっぱり赤ちゃんが出てくるドラマが見たくなった。
またぐしょぐしょにやっちゃうから、コウノドリは今度はやめよう。

そう思ってAmazonプライムをあけたら、これがあった。
コール・ザ・ミッドワイフ。
ミッドワイフとは助産師さんのことだ。

1950年代のロンドン郊外の貧困地帯が舞台。
地区の妊娠出産を支える助産師達の物語。
助産師として活躍するシスターと助産師が修道院に住み地域の妊婦宅を訪問する。
当時はまだ自宅分娩が一般的だからだ。

貧困、病気、差別、偏見、政治、老化、死。
ありとあらゆる壁が立ちはだかるなか
女性と子どもにひたすら尽くすミッドワイフ(助産師)が格好いい。

個人的に全体的にイギリス訛りの英語が好き。

2012年から始まり10シリーズもあった。
ご長寿番組は時の流れが止まってたりもするけど、この番組は年月が流れてて技術進歩や医療体制変化、貧困地域の整備など設定も新しくなるし、助産師達も誰かが旅立ち新しい人が入ってくる。

夢中になって次々と見て、出産後の入院中も少し見てやっと見終わった。

このドラマを見て助産師という職業ががぜん興味深く感じられた。そしてありがたい。

何より、いつ何時も女性と子どもを守る正義感と毅然とした職業人としての態度。
一般人である私も仕事に関して、女性として、一市民として、学ぶところが多い。

赤ちゃんが産まれたり、
女性が試練を乗り越えたり。
恋人たちの、そして家族の物語がある。
そんなドラマに心踊らせ楽しむもよし。
単純に笑い、泣き、デトックスするもよし。

ところでこの物語は、初めに登場するうら若き主人公がおばあちゃんになったときに昔を物語る形で進んでいく。

だからからなのか、誰かの人生の物語に、他の誰かの人生が重なったり交わったりしていくのが感じられる。

その様を見ていると、自分の人生もまた、誰かの人生の一部になっていたり、かわるがわる出逢いを繰り返しながら綴られる物語のようだと思う。

人生の最後に語る自分の人生はどんなものなのだろう?

そう思わずにはいられない。

ドラマの中のミッドワイフは、誰かの人生の一番最初にも、途中にも、最後にも、寄り添い支えている。その力強さに勇気付けられた。

最後に一言、ナレーションとして流れる原作著書の語りからお気に入りのセリフを置いておこうと思う。

賢い人は学び続ける
シーズン9エピソード7

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