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共働き子持ち夫婦の仕事と家庭の両立。少子化やむなし?!鋼の身体と、子どもが寝るまで休憩時間はないよの巻。

週末はあいにくの雨だった。
花粉症の辛さは和らいだ。
桜が散るかもしれないのは惜しい。

家で子どもたちとゲームをしたりおもちゃで遊んだりまったり過ごした。

まったりと言っても私の心はざわついていた。

子どもたちの風邪が夫にうつって夫が戦力外だったのだ。風邪は私にもうつっていたが、なんとか治っていた。

金曜日は夫の仕事の都合をきいて、子どもたちふたり、2箇所の保育園送り迎えを両方ともやった。私は迎えの途中にイヤホンをして、ベビーカーを押しながら電話会議に出て夜に残った仕事をやった。なのに私には休みもない。

私は家族のために仕事のやり方を柔軟に調整することが夫よりも多いし、風邪をひいたからって寝込めない。倒れることは許されない。夫と子ども、3人分の胃腸炎のゲロを始末した日々も私だけは感染を免れ通常営業していた。

体調管理については、自分に強いプレッシャーをかけている気がする。

戦力外になれる夫がうらやましいときがある。

本人も好きで具合が悪いわけではないから仕方がない。子どもがいないときはもっと頻繁にダウンしていたから本人もかなり気を遣っているのはわかる。でも、でも。

バレンタインに箱入りのチョコをプレゼントしたのに、一つも分けてくれなかったことやホワイトデーにお返しがなかったことをここにきて唐突に思い出して腹が立った。

以前、夫が家で頻繁にダラダラとスマホをいじっていたときのことも思い出した。嫌なことは数珠繋ぎに記憶の沼から引き揚げられる。

「家では子どもが寝るまで休憩時間はないからね!スマホいじりたければトイレで隠れてやれば」

子ども2人相手に苦闘していた私は夫に怒って声を上げた。それから夫は私に隠れてスマホをいじっているようで、私が近くを通りかかるとササっとスマホを隠したりしてて、ぷぷぷと笑ってしまう。子ども2人が私とお風呂に入りたいというので入れてあげると、夫は1人のお風呂にスマホをコソコソと持ち込んでいて絶句した。

話が逸れた。

なにやら恨み節になってしまったが、私は自分がなかなか体が丈夫なことをお得だと思う。小さい頃は、病気で学校を休む弟がうらやましかったけど。

具合が悪くなれる夫がうらやましいこともあるけれど、まあ、気の毒でもある。

やはり、子どもとの毎日は貴重で今しかないと思う。仕事も、休みを使うのは子どもの病気ばかりで自分の体調を理由に休んでいる余裕がない。

なんだかんだで、子どもたちの意識にも、最後に頼れるのはママ、ママは最後の砦と刷り込まれいるようだ。

肩にずっしりのしかかるあれこれを感じて、少子化もやむなしと思う。家庭と仕事の両立を「もっと」女性ががんばらなきゃいけないなんて残酷ではないだろうか。

もし私に娘がいたら、荷の重さを心配してしまうだろう。結婚相手は、候補が多い若いうちに、よくよく選ばないとだめだよ、などとうざい忠告をしてしまいそうだ。

男性も、家庭と仕事の両立をスマートに図らないといけないんじゃないかなと、感覚的に思う。

とりあえず、夫の体調がよくなったら、忘れられているホワイトデーのスイーツを買ってもらおうかな。スマートにお願いしよう。

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