見出し画像

子育て日記。えっ!?こんな私が人気者なの?子どもの与えてくれる愛のでかさにハッとする。

若い頃は職場でチヤホヤされた。
若いってだけで価値があったから。

学生の頃はちょっと変わったことを言うと一目置かれた。
ユニークな自分になろうとした。

いまは誰でもない、私を生きている。
誰にも人気もなく、一目も置かれない。
特に陽にあたらず生きてる。

でも、今朝すごいことに気づいてしまった。

なんか、私、自分の子どもたちにめちゃ人気があるみたい?!!!

朝、上の子がコップを倒してパパに怒られ私に泣きついてきたから「拭いてくれたパパに謝ろうね」と言って「コップをよく見てもう倒さないようがんばろう」と励ました。
朝からやめてよー、とか、もう6歳だよいい加減にしてよー、とか、小言を言いたいのは我慢して上の子の残りの支度をさせることに注力した。

しかし、なかなか、上の子は私の膝に乗り回復してくれなかった。怒るパパに、まあまあ今は多めに見てよ今日は下の子保育園私が連れてくからと目で合図しつつ必死でよしよしする。

すると、下の子が寄ってきた。
ママの膝は渡さないぞ!
とばかりに割り込んでくる。

キュン!私の胸は膨らんで弾けた。

重い。痛い。なんか狭い。
2人を太腿の上に抱いてEテレを見る。
ふたりともそろそろ着替えをさせないと。
まだしょんぼりしてる上の子に下の子が頭をさすってヨシヨシしてくれた。
下の子は共感性が高い気がする。

しかしまあ、2人ともママの上にいると支度が進まない。
「幸せだなあ」
かわいい子たちを膝の上から降ろすのが惜しかったけど身支度をさせた。
私ってなにげに人気があるんだなあ?!

下の子を保育園に連れて行くと、慣れた先生を見て安心した息子は先生に抱っこをせがんだ。
まぁ、さみしいけど保育園の先生にもなついていいことだ、と思いながら息子のカゴに荷物を詰めエプロンをかけて…と準備してると背中に視線を感じた。
パッと見ると、隣の部屋から息子がガラス戸に鼻をペシャンコにして顔をくっつけて私を見ている。

また私は泣きそうになった。
なんてかわいいんだ。
私はガラス戸越しに微笑み、チューの真似をして、バイバイをして、息子にラブコール?をして去った。
私ってこんなに人気者だったんだなあ?!

さて、今度は上の子の学童弁当をつめ、学童へ送っていった。去り際はタッチタッチ、ぎゅー。もう一年生だが、まだかわいいな?!
私って、まだ上の子にも人気があるのかな?!

チャリをこいで家に向かうとき考えた。

自分が人生の主人公に感じる瞬間って、たびたびあったんだろうけど、今が1番幸せな主人公かもな…
若者な私でも、ユニークな私でもなく、なんてことないただの私を好きな子どもたちに囲まれて。

膝に乗る2人の子どもたち。
背後から熱烈にママを見る息子。
パパに怒られママに甘える息子。
もう、そんな可愛い時期はいつ卒業してしまってもおかしくない。

「あなたたちのおかげで幸せな子育てだよ」と今すぐ言いたい。大きくなったとき「幸せな子育てだったよ」と伝えても「僕はお母さんの子育てに不満があるけど」と言われるのが怖いし。

これからのことはまたこれから考えるとして、今日感じた幸せは今日かみしめようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?