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子どもに教えられたこと。ずるができない!子どもはやっぱり素直でいい子なんだな、大人はやはり汚れてるなと思ったこと。

「宿題やってから遊びなよー」

こんなのび太くんのお母さんみたいなセリフをはく日がこんなに早く訪れるとは!

そう、息子は「なんで宿題やんなきゃいけないの」とグレていた。

宿題はやるものだよ、やることに意味がある。
そんな、昭和な理屈は通じない。

「ひらがなはもう読めるし書ける」 
偉そうに口答えまでして。
ちなみに字は汚いし書き順もぐちゃぐちゃ。

別に、きれいに字を書けなくても、生きては行ける。けれど、宿題をしないで大人になるのは難しいんじゃないか?でもそれはなぜ?

苦し紛れに答える。
「ちょっとやりたくないことをやる技術は一生使えるからその訓練をしてるんだよ」

まあ、悪くない説明かな、と思う。

私は宿題を忘れると心細いし恥ずかしいので宿題はやる派だった。

けど、だからと言って立派な学歴があるわけでもないし、自慢できるような人生を歩んでるわけではないし、結局やりたくないことはやりたくない。

だから、私が宿題をやる派でよかったことは、「宿題をやりなさい」と言われなかったことくらいなのだ。別に宿題をやりなさいと怒られても平気な人ならそんなものか、と思ってしまうだろう。


夫は宿題はやらない派だ。
それにもかかわらず宿題はやった方がいいと息子に諭している。

息子に質問した。
「宿題をやれば、ママと仲間になって、宿題をやらないとパパと仲間になるよ。どっちがいい?」

すると、ママ!と即答して息子は宿題をやり始めた。ちなみに5分くらいで終わる。

「何日宿題をやらなかったら、パパの仲間になるの?」
と聞くので「一日」と答えた。
案外スパルタな私である。

息子のママと仲間になりたい気持ちを悪用して、宿題をやってもらっている。
なんて、かわいいのだろうか。
今のうちだけだと思うけど、ママの仲間でいてもらおう。

今やっている宿題はかんたんだ。
授業でやったひらがな練習のプリントの裏面が宿題になる。
授業中にひっくり返して、宿題の分の練習もやってきちゃえば?
とテキトーに進言したら息子に言われてしまった。

「それはできない」

「先生のお話を聞かないといけないから」

内職を新一年生に勧めた自分を恥じた。

私も、人の話をきちんと聞く息子の仲間に入れてもらわなければなるまい。

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