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母校の体育館にて

先ほど投票に行ってきました。母校の体育館です。かつては小学校でした。

今は不登校中学生のための中学校です。

公民館はすでに取り壊されていて新築はもう少し後になるので、体育館が投票所でした。

おととし、オリンピック後にあった、衆議院選のとき以来ですね、中に入るの。

旧校歌が、舞台の右側壁に今でも掲げられているのに気が付いたので、撮影したら係員から「投票所のなかでの撮影は禁じられていますので、靴を脱いで投票所エリアから外でどうか」と言われました。

内心ショックを受けながら退場しました。私の動作から、①このひとはここの卒業生で、②校歌が掲げてあるのが目に留まって、③それを懐かしがって、④撮影している、と推理したのでしょう。こうやって箇条書きにすると "Absurdly simple!"(ばかばかしい) とワトソン博士が失笑するような推理ですが、私は自分の考えていることをあまりひとに知られたくないと考えるほうなので、こうも素朴な推理で私の考えていることが推理されてしまうのは、ばかばかしいくらい腹立たしくなります。ひとにいちゃもんをつけるのは大好きなぶん、ひとから観察されると嫌になります。太宰の小説の、自意識過剰な主人公みたいですね。

それはそれとして、ここの小学校校歌、作曲は松本民之助といって、坂本龍一のお師匠さんです。

昭和37年より歌い継がれてきました。

龍一は、3歳よりピアノのお稽古を受けていて、その先生から勧められて、小6から作曲のおけいこを、松本より受けていたそうです。

そういえば彼の遺作も新設高校の校歌でした。


[追記]通学路の一角にあったおんぼろ家敷が更地になっていました。
[追記2]校歌のキーがわからない。ホ長調だと思うのですが私の耳はしばしば半音狂いがあるので自信がありません。楽譜や動画を探しても見つからないし。

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