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「お邪魔しま~す」 井上「おお~、ここが二人の愛の巣か~」 武元「いや、言い方っ」 俺「…
六畳一間。 我が家の和室の大きさである。 その中央にて、背筋を伸ばし正座をする…
「先輩」 「ん?」 「ん?」 二人して同時に振り返った。 後輩「あ、奥さんの方じゃなく…
『睡眠欲』 食欲・性欲と並ぶ三大欲求のひとつ。 俺「つまり、大園は人より睡眠欲…
彼が出張に行って一週間が経った。 戻ってくるまであと二週間。 短いようで、私にと…
元旦。 いつメンで初詣。 お参りして、甘酒飲んで、屋台を散策する。正月からお腹膨ら…
大園「ねぇねぇ……」 俺「……」 大園「ねぇってば……」 こ、こいつ……会議中だぞ……。 あらぬ所をつんつんしてきた。 大園「聞こえてるよね?」 俺「お前まじでふざけんなよ……」 大園「だって、無視するんだもん」 『――ん゛ん゛』 と課長に一瞥されて背筋を伸ばす俺と大園。 …… 大園「ねね」 今度は耳元に口を寄せて小声で話しかけてきた。 俺「……何だよ」 大園「何でもない。呼んでみただけ」 ――はあ? 危ない。 顔が可愛くな
今日も今日とて、いつものメンツ。 井上「はいリバース」 武元「ほいドロー2」 俺「…
いつもの金曜日。 週末に同期会と称してだべる夜の集まりがある。 だけど今日は二人だ…
「せんぱ~い」 とコーヒーカップを片手に駆け寄ってきた。 俺「おはよう谷口ちゃん」 …
大園「唯衣ちゃん何か悩み事?」 頬杖をついていたからか、もしくは盛大に溜息を吐いたから…
井上「あっつ」 武元「ん~うんま! やっぱたこ焼きやな」 井上「ふーふー。あっつ」 …
『君に会えてよかった~このままずっと~ずっと~ラララふたりで~』 …… 『…
大園「エビフライ食べないの? 食べてあげようか?」 なんて向かいの席の大園が、ピーマンを皿の端に寄せながら聞いてきた。 俺「好きなのは最後に食べる派なんだよ」 大園「ふ~ん」 と口をすぼめた大園。 ちょっとだけ可愛いと思ってしまったのが悔しい。 武元「……でな~××がな~」 俺「――オイ!」 武元「な、何? 唯衣なんかした?」 俺「あ、わりい。武元じゃなくて、大園! お前ふざけんなよ」 大園「え、えへへ。ばれちゃった?」 大園が俺のエビフライを奪おう