魅力なのは　その文章より　その感受〜富士日記

武田百合子　富士日記

日記文学の至宝と言われる

武田百合子　富士日記

正直言うと、この本を読んだ
第一印象は　そこまで　絶賛される程　美しい文章か？

であった

我ながら　おそろしいことを書いている

百合子の魅力とは
その文章にも　もちろん　あるが

世界をありのままに見て、誰に遠慮するでもなく
自由に　感じたままに　書く、百合子の感受だ

そこに　生々しい色気が　地べたから
立ち昇ってくる

獰猛で　濃い匂いを放って
まるで　猟師のように　世界をその鋭い感受で撃ち抜く

その銃爪は容赦なく　彼女の瞳に映った世界を撃ち抜く

ほっしゃん！！！

え
ほっしゃんは芸人だろ？

ぷぷぷ

そんなのどうでも関係ねえ

彼女の瞳は　残酷な程に
その対象から　視線を離さない

その　荒々しいまでの
剥き出しの　感受

それが　沢山の人を魅了する

読まれることを前提とせずに書かれた日記の魔力

それについては
これ以上　語るまい

ふ

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