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「私がいないとダメなんだから…」の話(2024.4/1の日記)

 アルバイト。激忙し。でも、働いているな~、私が頑張らないといけないんだな~という気持ちがして一日乗り切れた。これがやりがいというやつかな?

 アルバイトに行く道中の桜が日に日に満開に近づいていて怖いと思った。知らない間に咲いた桜が増えている。アルバイト先に着くまでの間、いかに春が嫌いかということを独りごちていた。新学期のドキドキと分を思い出すから春が嫌い。

 アルバイトでは本当に忙しく、なかなか休憩に行けないほどお客さんが切れなかった。新年度で新しいことも始まるときで、周囲の状況に馴染むまでに時間がかかった。同じように時間がかかっているアルバイトの後輩や友人を見ていると、自分も戸惑っているのに「私がなんとかしなきゃ」という気持ちになった。ずっとそのモチベーションで一日を頑張っていたと思う。

 アルバイト歴が最長というのもあるけど、それだけじゃないと思った。なんだろうこの感覚の根源は。自分の臨機応変さを過信している感じ。臨機応変が得意ではないし、心配しなくてもみんな立派に働く人たちなのでそんなことを気にしなくてもいい。私があたふたしているところを助けられる場面もたくさんあった。だけどずーっと「えっへん、私についてきな」という気持ちがあった。結果大きなミス無く一日を終えられたのでいいのだけど、周りの人がよく思っていないのならやめなきゃだなと思った。

 アルバイトが終わった後、シフトが先に終わる友人が待ってくれて一緒に帰った。予約していた文芸誌が届いたので本屋さんに取りに行きながら友人とたくさん話した。

 友人がたくさん私を頼りにしてくれていることが分かった。友人は私とまたサークル活動をしたいと思っていることを教えてくれた。でもその気持ちの源が「青春ごっこがしたい」らしく、友人がそれをきっぱり伝えてきたことにもやっとした。その相手って誰でも良いじゃん。それをはっきり言ってくる関係であることは嬉しく思う気もするが(胸の内を隠さないでいいやと思ってくれている気がするので)、そういうところ(自己中心的で自分の思ったことが全部だと思っているところ)についていけないんだよな~とも思った。

 サークルにお互いが所属していたとき、意見が食い違ってケンカを頻繁にした。私は友人のやりたいことを一通り聞くけどそれは自分勝手に聞こえることもたくさんあって、それがサークルというチームの中でよろしくない働きをすることもしばしばあった。私はチームと板挟みで、友人は「あなたなら分かってくれるね」と言ってくるし、私はそんな友人に「いいえ」と言わないまま、チームに「アイツなんか暴走してますわ笑」みたいな態度を取っていた。私はサークルを辞めて正解だと思う。

 この「辞めて正解」も友人の中では「あんな分からず屋のノリ最悪連中の中にいる必要ないわ」だし、私の中では「こんなに自分勝手で迷惑かけて激ヤミして最悪な私、チームに所属するべきじゃない」なのだ。サークルを辞めた理由が違う。当時もそれを分かっていたつもりだけど、友人の中では段々脚色されて「自分らまじあいつら(サークル)のこと嫌いだよな笑」になっているし、「あいつらとはマジの意味で仲間だと思ったことはない」みたいなことを平気で言うのだ。いやいや。相手に迷惑かけてるのこっちな?散々お世話になっていろんなイベントに参加しておいて、どういう心境からくる態度?ツンデレ?

 サークルのときに仲良くしてくれた友人は、学校ですれ違うとき声をかけてくれる。結構寛容にいてくれてると思う。私はそれを踏みにじってしまっていると思う。

 私は友人が少なくて、大学で頻繁に話す友人はこの人を含めて二人である。この友人とはこういうすれ違いと思い違いがたくさんあって、距離を置かなきゃ身をすり減らすと思ったことが何度もあった。でもその大変さも思い出で上書きされて忘れてしまう。私が激ヤミのときに助けてくれたのも事実だし、激ヤミのきっかけを作ったことがあるのも事実だ。マジで離れた方がいいな。どうしても頼りたいときに頼ってしまう。良くないなと毎度思っている。

 一人でいられる強い心と生活力を身につけたいと思う。

 

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