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純愛と痛みの話(2024.2/24の日記)

 花粉でめちゃめちゃに目がかゆい一日だった。鼻水もめちゃめちゃ出る。鼻をかみすぎて痛い。一日部屋を出るつもりが無かったから鼻栓を詰めていた。

 明日から久しぶりのアルバイトが始まるので、お弁当の食材を買いに出掛けなくてはならなくなった。アレルギーの薬があるのだけど、誰とも会わない、買い物に行って帰るだけの日に使うのはなんかな~と思った。世の花粉症の皆さん、共に耐え抜きましょうね。

 読書をし、去年の夏に買った推したちのDVDを再度鑑賞して午後を過ごした。お弁当のおかずも作って冷凍し、しばらく分の夕食も作っておいた。偉いね。

 今日読み終わったのは、ザ・純文学の本で、近代文学の小説だった。去年の夏にこの作家の小説を初めて読んで、難しい~!腹立つ~!と思って苦手意識があった。同じく「分からん~!」と言った伯母からもらった本だ。これが私にはめちゃめちゃはまって良かった。
(以下に前回読んだ同じ作家の小説の感想があります)

 盲目で美しく楽器の名手である女性と、その弟子で身の回りの世話をする男性の話。あらすじをいろんなところで目にしていたため、結構すんなり読み入ることが出来た。

 相手を想う気持ちが歪で、そんなことまでする?と思う場面もあるのだが、私はこれを純愛だと思ったし、ツンデレかよ~(ニコニコ)と思った。本人らが幸せならそれでいいかなと突き放すような感想も持ったが、これだけ自分のことを想ってくれる人私にもほしい~!とも思った。この二人に腹が立たなかったのが自分で不思議だ。なぜだろう。

 この二人は歪ながら相手を思いやっているし、互いを頼って信頼している気がする。あとは第三者の視点で語られていることも大きいと思う。へーそんなこともあるのね~と、ちょっと距離を置いて見られるからだろうか。憧れないけどちょっと羨ましいと思うような関係だった。憧れはしません。愛に痛みは無くていいよ~。そういう小説は大好きだが。もっとください。

 読み終わってしばらくほぅ…っとして、また別の小説を読み始めた。今年は意識して同じ作家の小説を続けて読まないようにしている。いろんな出会いがあって楽しい。

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