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労務管理と総務の違いとは?労務の基礎を解説!

こんにちは!SalesBox株式会社です!様々な企業の採用・労務のお手伝いをしてきた経験を生かし、皆さんの問題解決の一助になるような情報を毎日お届けしています!

今回は「労務管理と総務の違い」に焦点を当てて解説します。

労務管理と総務は、どちらも企業の運営に欠かせない部門です。しかし、その業務内容や役割は、実は少し異なります。

本ブログでは、労務管理と総務の違いについて、わかりやすく解説します。

労務管理に携わる方はもちろん、これから労務管理を学びたい方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。


労務管理と総務の基本的な違い

労務管理と総務は、どちらも企業の運営に欠かせない部門です。しかし、その業務内容や役割は、実は少し異なります。

ここでは、労務管理と総務の基本的な違いについて、わかりやすく解説します。

1つ目の違いは、対象となる人です。

労務管理は、従業員を対象としています。つまり、従業員の労働条件や法規遵守を整備し、従業員が安心して働ける環境を整えることが、労務管理の役割です。

一方、総務は、従業員だけでなく、企業全体を対象としています。つまり、企業の日常運営や施設管理など、幅広い業務を担うことが、総務の役割です。

2つ目の違いは、業務内容です。

労務管理の具体的な業務内容は、以下のとおりです。

  • 採用・入社手続き

  • 雇用契約

  • 勤怠管理

  • 給与計算

  • 社会保険・労働保険

  • 労務法令の遵守

  • 健康管理

  • 安全衛生

これらの業務は、従業員が安心して働ける環境を整えるために、欠かせないものです。

一方、総務の具体的な業務内容は、以下のとおりです。

  • 庶務

  • 資産管理

  • 文書管理

  • 情報システム

  • 施設管理

  • 広報・IR

  • コンプライアンス

これらの業務は、企業の日常運営や、社員の安全・安心を守るために、欠かせないものです。

労務管理と総務の違いを、イメージしやすい例を挙げてみましょう。

労務管理は、企業の「人」を守る役割、総務は企業の「モノ」と「コト」を守る役割、とイメージするとわかりやすいかもしれません。

労務管理は、従業員の労働条件や法規遵守を整備することで、従業員が安心して働ける環境を整えます。また、従業員の健康管理や安全衛生を守ることで、従業員が健康で安全に働ける環境を整えます。

一方、総務は、企業の日常運営や施設管理など、幅広い業務を担うことで、企業の運営を円滑に進めます。また、企業の広報やIR、コンプライアンスなど、企業の外部との関わりを円滑に進めることで、企業の利益を守ります。

労務管理と総務は、どちらも企業の運営に欠かせない部門です。その違いを理解し、お互いに連携することで、より良い企業運営に貢献することができます。

労務管理の具体的な業務内容

労務管理の具体的な業務内容は、大きく分けて以下の2つに分けられます。

従業員の入社から退職までのライフサイクルをサポートする業務

  • 採用・入社手続き

  • 雇用契約

  • 勤怠管理

  • 給与計算

従業員が安心して働ける環境を整備する業務

  • 社会保険・労働保険

  • 労務法令の遵守

  • 健康管理

  • 安全衛生

・従業員の入社から退職までのライフサイクルをサポートする業務

この業務は、従業員が安心して働ける環境を整える上で、最も基本的な業務です。

採用・入社手続き

企業が新たな従業員を迎える際には、採用試験の実施や内定通知の発送、入社手続きの代行など、さまざまな業務が必要です。労務管理部門は、これらの業務を円滑に進めるために、採用計画の策定や採用選考の実施、入社手続きの書類作成などを行います。

雇用契約

従業員が企業に雇用される際には、雇用契約を締結する必要があります。労務管理部門は、労働基準法や労働契約法などの労働法令に基づき、従業員の雇用契約を作成します。

勤怠管理

従業員の労働時間や休暇などの勤務実績を記録・管理する業務です。労務管理部門は、タイムカードやICカードなどの勤怠管理システムを導入し、従業員の勤怠状況を正確に把握します。

給与計算

従業員の労働時間や休暇などの勤務実績に応じて、給与を計算する業務です。労務管理部門は、労働基準法や厚生労働省のガイドラインに基づき、従業員の給与を正確に計算します。

・従業員が安心して働ける環境を整備する業務

この業務は、労務管理の最も重要な業務のひとつです。

社会保険・労働保険

従業員の社会保障や労働災害防止のために、社会保険や労働保険への加入手続きや保険料の納付などの業務を行います。

労務法令の遵守

労働基準法や労働契約法などの労働法令を遵守するために、従業員の労働条件や就業規則の整備、労務トラブルの予防・解決などの業務を行います。

健康管理

従業員の健康を守るために、健康診断の実施や健康相談の窓口の設置などの業務を行います。

安全衛生

従業員が安全に働ける環境を整備するために、安全教育の実施や安全設備の整備などの業務を行います。

労務管理の業務は、企業の規模や業種によっても異なる部分があります。しかし、上記でご紹介した業務は、どの企業においても重要な業務であると言えるでしょう。

労務管理の業務をしっかりと理解し、適切に行うことで、従業員が安心して働ける環境を整えることができます。

総務の具体的な業務内容

総務の仕事は、企業の「モノ」と「コト」を守ること

総務の仕事は、企業の日常運営や、社員の安全・安心を守るために、欠かせないものです。

総務の具体的な業務内容は、以下の2つに分けられます。

・企業の日常運営を円滑に進める業務

  • 庶務

  • 資産管理

  • 文書管理

  • 情報システム

・企業の外部との関わりを円滑に進める業務

  • 広報・IR

  • コンプライアンス

1. 企業の日常運営を円滑に進める業務

この業務は、企業が円滑に運営していくために、欠かせない業務です。

庶務

企業の日常的な業務をサポートする業務です。具体的には、来客対応や電話対応、備品管理、郵便物や宅配物の受け取り、社内イベントの企画・運営など、さまざまな業務を担当します。

資産管理

企業の資産を適切に管理する業務です。具体的には、備品や設備の購入・管理、リースの手続き、保険の加入など、さまざまな業務を担当します。

文書管理

企業の文書を適切に管理する業務です。具体的には、書類の作成・保管・廃棄、電子化などの業務を担当します。

情報システム

企業の情報システムを適切に運用する業務です。具体的には、ネットワークの構築・管理、パソコンやサーバーの管理、セキュリティ対策などの業務を担当します。

2. 企業の外部との関わりを円滑に進める業務

この業務は、企業の外部との関係を良好に保つために、欠かせない業務です。

広報・IR

企業の情報を外部に発信する業務です。具体的には、プレスリリースの作成・配信、メディア対応、イベントの開催など、さまざまな業務を担当します。

コンプライアンス

企業が法令や社会規範を遵守するための業務です。具体的には、法令や規則の調査・整備、研修の実施、調査・監査などの業務を担当します。

総務の業務は、企業の規模や業種によっても異なる部分があります。しかし、上記でご紹介した業務は、どの企業においても重要な業務であると言えるでしょう。

総務の業務をしっかりと理解し、適切に行うことで、企業の円滑な運営や、社員の安全・安心に貢献することができます。

労務管理と総務の連携

労務管理と総務は、企業の両輪

労務管理と総務は、それぞれ独立した部門ですが、密接に連携して業務を行っています。この連携は、企業の円滑な運営と、従業員の安心・安全のために、欠かせません。

労務管理と総務の連携の重要性

労務管理と総務の連携が重要である理由は、大きく分けて以下の2つです。

  • 業務の効率化

労務管理と総務の業務には、それぞれ共通する部分や、連携することで効率化できる部分があります。例えば、採用・入社手続きでは、労務管理が採用計画を策定し、総務が採用選考や入社手続きの代行を行います。このように、それぞれの部門の強みを活かし、業務を分担することで、効率的に業務を遂行することができます。

  • リスクの低減

労務管理と総務の業務には、それぞれ法令遵守やリスク管理が重要なポイントとなります。例えば、労務管理は労働法令の遵守を、総務はコンプライアンスの確保を担っています。これらの業務を連携することで、法令違反やコンプライアンス違反などのリスクを低減することができます。

労務管理と総務の連携事例

労務管理と総務の連携事例としては、以下のようなものがあります。

  • 採用・入社手続き

労務管理が採用計画を策定し、総務が採用選考や入社手続きの代行を行う。

  • 社会保険・労働保険

労務管理が社会保険・労働保険の加入手続きや保険料の納付を行う。総務が社会保険・労働保険の資産管理を行う。

  • 健康管理

労務管理が健康診断の実施や健康相談の窓口の設置を行う。総務が健康保険や労災保険の給付に関する業務を行う。

  • 安全衛生

労務管理が安全教育の実施や安全設備の整備を行う。総務が安全衛生に関する法令の調査・整備を行う。

労務管理と総務の連携を強化するために

労務管理と総務の連携を強化するためには、以下の点に留意するとよいでしょう。

  • お互いの業務内容や役割を理解する

労務管理と総務は、それぞれ独立した部門ですが、業務内容や役割には共通点や連携すべき部分があります。お互いの業務内容や役割を理解することで、連携の必要性や効果を認識することができます。

  • 定期的な情報共有を行う

労務管理と総務は、それぞれの業務で得た情報を共有することで、より効果的な連携を図ることができます。定期的な情報共有の機会を設け、お互いの業務状況を把握しておきましょう。

  • 連携体制を整える

労務管理と総務の連携を円滑に進めるためには、連携体制を整えることが重要です。例えば、両部門の担当者が定期的に会議を行う、連携のルールを定めるなどの取り組みを行うとよいでしょう。

労務管理と総務は、企業の両輪として、それぞれ重要な役割を担っています。この両部門が連携することで、企業の円滑な運営と、従業員の安心・安全に貢献することができます。労務管理と総務の連携の重要性を理解し、お互いに理解し合い、連携を強化することで、より良い企業運営に貢献しましょう。

まとめ

労務管理は、企業の「人」を守る部門です。従業員の採用・入社手続きや給与計算、社会保険・労働保険など、従業員が安心して働ける環境を整えることが、労務管理の役割です。

総務は、企業の「モノ」と「コト」を守る部門です。庶務や資産管理、文書管理、情報システムなど、企業の日常運営を円滑に進め、企業の利益を守ることが、総務の役割です。

労務管理と総務は、それぞれ独立した部門ですが、密接に連携して業務を行っています。

例えば、採用・入社手続きでは、労務管理が採用計画を策定し、総務が採用選考や入社手続きの代行を行います。このように、それぞれの部門の強みを活かし、業務を分担することで、効率的に業務を遂行することができます。

労務管理と総務の連携を強化するためには、以下の点に留意するとよいでしょう。

  • お互いの業務内容や役割を理解する

  • 定期的な情報共有を行う

  • 連携体制を整える

労務管理と総務の連携を強化することで、企業の円滑な運営と、従業員の安心・安全に貢献することができます。

労務管理と総務の違いを理解し、お互いに連携することで、より良い企業運営に貢献しましょう!

皆さんの企業活動が成功する一助になれば幸いです。次回は「労務管理の専門性」についてお話しします。お楽しみに!

こんなことについても触れてほしいというようなリクエストもお待ちしておりますのでコメントよろしくお願いいたします!


最後に

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