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本の感想

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孤独でも軽やかに生きる スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 感想

孤独でも軽やかに生きる スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 感想

この本を読んで、すっきり!ああ!理解みたいにはなかなかならないと思う。
それこそが本書で言うような、ネガティブケイパビリティなのだと思う。
何度も繰り返し、考えて咀嚼する。

すごく好きな本だった。
例えはキャッチーなのに、急にずいぶん遠くのことを話したりする。
概念的な話と、具体的なことが行ったり来たり。
その緩急もよかった。

趣味とどう向き合うか考えた。
私は文章を書くことが好きだから、

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自分のなりたい姿見つけた 『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』の感想

自分のなりたい姿見つけた 『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』の感想

自分がどう生き、どう死ぬかについてよく考える
小さな暮らしで豊かに生きたいのに、それができずもどかしい。
新しい刺激を求めてやまない。
脳内に麻薬を求めている。

哲代さんの暮らしは毎日を慈しみながら、畑仕事をしたり自分でご飯を作ったりしている。
どちらも私が苦手なことで、真似はできない。
マイサイズの豊かさへ毎日、感謝することはできる。
こうなりたいなと思う。

周りを頼ることが下手だ。
人間関

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お金への価値観の迷い人へ ぐでたまの『資本論』 お金と上手につきあう人生哲学 の感想

お金への価値観の迷い人へ ぐでたまの『資本論』 お金と上手につきあう人生哲学 の感想

お金への向き合い方がわからない。
物を買うために必要なもの。
振り回されているような気がする。
お金がなくて毎日嘆いている。

お金への向き合い方をぐでたまのイラストと資本論を超訳して、教えてくれる。
小さい文字で原本について記載されているのもポイント。
要旨は大きな文字で読んで、
資本論本文での記載は小さい文字を読めばいい。

超訳部分は、現代のニュアンスに直されているからとても読みやすい。

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短歌って身近でいいんだ うたわない女はいないの感想

短歌って身近でいいんだ うたわない女はいないの感想

様々な歌人の短歌とエッセイ
私も働く女性なので共感できるものが多かった。
仕事が辛い人もいれば楽しい人もいる。
タイミングによってもそこは変わってくる。

短歌のいいところは解釈が様々なこと。
今の私が感じ取ったところはまた別の側面が見えてくるのだろう。

歌人は自分と年齢の近い人が多かった。
そこも共感ができて嬉しい。
私も短歌を読みたいと思える本。

ネガティブな意味ではないのだけど、
歌人の

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